2011年

9月

01日

写真技術 デジタル一眼のススメ ミラーレス機編 まとめ

 

写真技術 デジタル一眼のススメ ミラーレス機編 まとめ

 

 

ミラーレス機まとめ

・小型軽量なのでどこでも持ち運べいつでも撮りやすい

・マウントアダプターでほぼ全メーカーのレンズが使える

・一眼なのでボケ味あふれる写真が撮れる

 

つまりいつでもどこでもボケ味のある写真を撮ることで

「自分の視点」を確認するのが目的なのです。

写真を撮るというのは非常に右脳的な行為ですので、慣れていない初心者はどれが自分の視点かわかりません。

ですので、まず自分の視点を確認することが最重要視され、なおかつその先に様々な演出を加えることでフォトディレクションが完成されるのです。

(もちろん演出なしで視点のみの勝負もアリだと思いますが)

 

自分の視点、は恐らく自分の想像と違うことがほとんどだと思われますのでその発見はきっと楽しくワクワクするに違いありません。

 

 

では実際どのくらいの予算からその組み合わせが可能かといえば、中古での組み合わせなら

パナソニックG1 12.000-

マウントアダプタ 4.400-

ニッコール35mmf2.8 5.500-

で合計 22.000ぐらいから可能です。(フジヤカメラ調べ

 

あくまで自分の視点を発見するのが目的ですので予算をかけず中古でも十分ですし、ボケ味あふれる写真は感情に訴求するのでサイト上で効果抜群です。

 

CCDサイズ APS-Cのカメラなら 50mmの明るい単玉

        マイクロフォーサーズなら 35mmの単玉

が使いやすく自分の視点が発見しやすいでしょう。

(ちょっとだけ寄り目の画角ですので最初は戸惑い気味になるでしょうがそこは気にせずどんどん撮ることで自分の視点、目線を確認しましょう)

 

 

 

 

まず自分の視点を発見した上でテーマによりもっと寄りたいのか引きたいのか、感覚的に理解できてくるはずですので、そこで初めて他のレンズを手にするべきです。

 

「何をしたいか」がハッキリしてるというのは成功への近道だからです

 

逆に言えば、したいことを見つけるためのミラーレス機なのです。その為に日常ガンガン写真を撮ることはいい練習にもなりますし、人によっては日常の写真そのものが作品となりうるでしょう。

時間が経てばどんな写真でも価値が上がるのは事実ですし、ばっつり自分と向き合うためのガジェットとして強くミラーレス機を推しているのです。

 

 

webに限らず、何かを作るというのは

「どうなるか」ではなく「どうしたいか」なのですが、そこが曖昧でもなんとかやってこれたのが今までの日本の所謂ギョーカイ体質だったのですが、今後はギョーカイ淘汰が圧倒的スピードで進行するでしょう。

 

「どうしたいか」が評価された人間しか残れない業界になるのは事実ですので、ぜひ自分の視点を発見し、その視点で勝負することで新しいクリエーティブを手がけて頂きたいと思います。

 

 

 

これまで手代木クラスの方々=WEBクリエーター候補の方々むけに書いてきたこのブログですが、どうか写真を生かして自分の視点を発見していただければ新しい世界が広がることでしょうし、その視点をいかしてサイト制作に生かしていただければ、と思います。

 

 

フラット化された世界では「どうしたいか」その内容だけが評価の対象なのです。

 

 

 

なかなか自分と向き合う機会が作りにくい状況のなか、そのきっかけとしての写真は必ずやその成功へのヒントを与えてくれることでしょう。

 

 

短い期間でしたが拝読いただきありがとうございました。

 

                            M.Cyder こと  座田学

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一旦、ここでしばらくこのブログの更新をお休みし、整理整頓に入ります。

写真に関する疑問質問はいつでもなんでもメールくださいませ。

できうる最大限でお答えしいたします

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2011年

8月

31日

写真技術 デジタル一眼のススメ#004 ミラーレス機編

 

写真技術 デジタル一眼のススメ#004 ミラーレス機編

 

では実際に各メーカーごとに解説しましょう。

ミラーレス機というのはカメラの歴史上最新ジャンルですので、ニコンやキヤノンは未だ参入していません。

 

ですので、実質選びうるのは以下のメーカーです。

 

ソニー NEXというシリーズを展開しています。COMSセンサーがAPC-Cと大型なので通常のデジタル一眼と全く変わらない高画質で撮影できます。

あらかじめ全メーカーの色身を過去の記事にてご参照下さい。

個人的には青みがかった色相が気に入っていて尚かつ、レンズにこだわりのあるうえに、CMOSセンサーも自社生産なので実は先端的な絵作りをしているメーカーなのです。

この秋からも新機種を大量投入しますので、今後とも目が離せません。

唯一欠点があるとするならば、マウントアダプターを使いライカなどのオールドレンズのうち、広角系のレンズを使うとフランジバックとの関係性で周辺画質が大幅にマゼンタかぶりしてしまうことです。

通常の使い方ならば問題ないので、その色身再現から有機的なもの、風景や花などを積極的に撮影したい方にお勧めしています。

jpg画像もすこぶる優秀ですので。

(個人的にはソニーのカメラではjpgでしか撮影しないくらいです)

 

 


パナソニック 家電メーカーのイメージが先行しすぎてますが、実は相当優秀なカメラを作っています。

ムービーカメラ発の色相は非常にフイルムルックで映画的であり個人的に唸らされること多数。CCDサイズはマイクロフォーサーズという一回り小さいサイズの為、映画で言えばイージーラーダーみたいなアメリカンニューシネマちっくな画が撮れたりするのが素晴らしいです。

日米ともに現場レベルの映画関係者から大変人気のある絵作りは静止画でも強く有効です。

個人的に最近もっとも撮影しているカメラでこってりとした絵作りや映画が好きな方にお勧めしています。

 

 

オリンパス PENシリーズが好評のオリンパス。パナソニックと同じCCDサイズですので似た様な強度の画質ですが、第三世代のPENはローパスフィルターが弱く設定されていますのでとてつもなくシャープでクリアな絵が撮れます(PEN EP-3以降のモデルのみ)

色身にくせがありますので、パナソニックと比較して好みのほうを選ぶというのが良いかもしれません。

歴史上かなり先鋭的なメーカーですし、最近の女子カメラブームはここが引っ張っている印象です。

デザインが優れているので、それが理由で選ぶのもアリだと思います。

(カメラへの愛着も実は写真の腕に影響したりしますので)

 


リコー 最後発に参入したメーカーです。GXRというカメラにライカ用のMマウントユニットがいよいよ発売になるのですが先ほど話したオールドレンズの広角系でも色がかぶらず補正する機能がついている上、ローパスフィルターもない設計ですので、日本の写真作家連中が実はこぞってこのカメラに鞍替えしつつあります。

シャープな画質に加え画像エンジンもすこぶるフイルムルックですので、もし写真作家的な写真に興味があるならば候補にいれるべきカメラです。

 

 

個人的に ソニーNEX-3 とパナソニックGF-1,GF-2 をマウントアダプター経由にてオールドレンズをつけ、普段使いでバンバン撮影してます。

 

では、なぜ普段ミラーレスで日常をガンガン撮影すべきなのか、その理由が写真上達への近道ですので、次回合わせてそのまとめまで書いていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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2011年

8月

22日

写真技術 デジタル一眼のススメ#003 ミラーレス機編

 

写真技術 デジタル一眼のススメ#003 ミラーレス機編

 

さて、ココロと繋がる写真で最も大切なのは、普段からカメラを持歩きいつでもどこでも写真を撮り歩くことです。

 

その為には小型軽量のカメラであることが必須条件で、大型の重いカメラを持歩くのはあまりお勧めできません。

絶対的な撮影機会を逃しまくる結果となるからです。

また大きく重いカメラでの撮影は被写体にプレッシャーを与え、街でも非常に目立ってしまうので、とても撮影に不利なばかりです。

そのような機材はあくまで許可を前程とした同意ある撮影向けの機材なのです。

 

まず、気付いたら撮る。

これが上達への近道なのです。

 

(もちろんblogなどへのアップは相手の許可をもらいましょう)

 

 

次回、より具体的な機材の話を少しずつしていくことにいたしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

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2011年

8月

21日

写真技術 デジタル一眼のススメ#002 ミラーレス機編

 

写真技術 デジタル一眼のススメ#002 ミラーレス機編

 

では実際に写真はカメラがないと始まりませんので、その機種選びのポイントを解説していきましょう。

 

もっとも大切なのは機材選びが楽し過ぎて目的と手段が入れ違うのを防ぐことです。

 

これはプロを含め陥りやすい穴なのですが、あくまで目的は日々の喜びやちょっとしたココロの動きを記録すること、記憶の記録をすることによって自分のココロと繋がること、ですので機材選びはある程度の知識を得た上で実機を触り直感で選ぶのが良いでしょう。

 

ココロへ繋がる写真の要素で最も大切なのは実はボケ(bokeh)です。

このボケ(bokeh)を日常生活の中から見つめ直す行為に光の道へ繋がる要素が多分に含まれます。

ボケ(bokeh)を意識的にコントロールし撮影する事で何気ない一瞬のココロの動きを記録するのが可能なのです。

 

コンデジをお勧めしない理由はここにあり、また記録写真しか求めない方にはコンデジだけお勧めする理由もここにあります。

記録のやりとりでも、他者とのコミュニケーションには必要充分ですのでそれも写真の楽しみではありますが、このblogではもう一段階ワクワクする、自分のココロと繋がる写真を目指しますのでデジタル一眼のミラーレス機をお勧めするのです。

 

 

 

 

 

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2011年

8月

20日

写真技術 デジタル一眼のススメ#001 ミラーレス機編

 

写真技術 デジタル一眼のススメ #001 ミラーレス機編

 

では実際に何故ミラーレス機による撮影をススメるか、述べていきましょう。

 

写真を構成する要素は多々ありますが、このblogでは、常に光を中心に写真を考えています。なぜなら被写体が何であれ、光のコントロール無しにココロを動かす写真を撮影するのは不可能だから、です。

 

被写体中心の写真の考え方は行き詰まりやすく、しかも長続きしませんし、何より写真本来の楽しみから遠く離れてしまうのでこのblogではあまりお薦めしません。

あくまで自分のココロが踊る様の記録こそ、写真のダイナミズムと捉えているのです。

そこには自分が気がつかなかった発見や喜びがきっと存在するでしょう。

 

あくまで繋がるのは他人ではなく、自分のココロなのです。

 

それが写真技術による光の道。その実践編としてミラーレス機をお薦めしているのです。

 

ここまで直感的にピンと来た方はどうぞ、写真を単なる記録ではなく、記憶の記録として撮影し、どうぞ光と繋がり充実した写真生活をお送りください。

 

それでは具体的な解説を始めましょう。

 

 

 

 

 

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2011年

8月

08日

写真技術 デジタル一眼のススメ #000

写真技術 デジタル一眼のススメ

 

これまでの受講生に加え、最近はユニークユーザーの方も増えましたので、ここで一度基本の基に返り、案外皆さんお持ちでない撮影機材のお話をします。

 

ずばり、写真上達のためにはデジタル一眼の導入をお薦めします。

 

露出、ホワイトバランス、そして何よりもボケなどのコントロールが容易だからです。

 

現行入手しやすいメーカー及びお薦めの機種を何日かにわたって解説しましょう。

 

 

まず、一番大きく差が出るのはCMOS/CCDセンサーの大きさです。

説明はコチラにお任せするとして実際ボケをコントロールするならば、フォーサーズ以上のサイズになります。

僕もフォーサーズ〜フルサイズまで目的に応じて様々なメーカーの様々なカメラを使用しますので、その経験に基づいて解説したいと思います。

 

ススメておきながら、なのですが実際一眼は大きく重く、そして何より撮影時、街中で目立ちます。

プロである僕でも気になりますし、相手(被写体)だって身構えちゃいます。

一眼が敷居が上がっちゃうのは事実なのですが、そこはテクノロジーの進歩。

進化の早いミラーレス一眼を強くおススメします。

街中で目立た無く軽いのでいつでも持ち運べ、ボケるので表現力が多彩だからです。

(しかも初期導入費用が低いのも魅力的)

 

僕も仕事以外はほぼ8割ミラーレス機で撮影してますし、もっとも愛着してやまない機材です。

 

次回、そのミラーレス機から詳しい解説をしていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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2011年

8月

05日

写真技術 繰り返し

写真技術 繰り返し

 

基本的な撮影技法はこれまでの記事に記載されてりますので、まずはじっくりその内容を読みながらの撮影を繰り替えされることをお薦めいたします。

 

なんども繰り返してますが 光=愛 なので自分の写真とじっくり向き合うことで、何かに気付き次ぎなる展開の発想が生まれますので、その実行の繰り返しで必ず表現は上達します。

 

ここで大切なのは、裸になること、つまり自分を偽らず正直になることです。正直になる事で短期的に遠回りしたとしても結果的絶対的に表現そのものが向上します。これは写真に限らずwebクリエートにも通ずることであり、正直にぶれずにつくり続けることだけ。

クリエーティブ上達のポイントはそこ一点です。

 

質問や添削はいつでもお答えしますのでメールお待ちしてます。

(メールならば個々のテクニック技法に答えられるのでぜひ。機材的な相談でも結構です。コマーシャル写真的な質問はそちらのほうが早く答えがでるでしょう)

 

 

 

 

 

 

 

 

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2011年

6月

18日

写真技術 スライドショー検証

 

写真技術 スライドショー検証

 

写真中心のサイト制作においてスライドショーは必須です。

ここではプロ写真家の目線におけるスライドショーおよび動的スクリプトの検証をしてみます。

 

まず、動的スクリプトといえば、java か flash かという事になるのでしょうが写真家がその目線を語る場合、現在プロ写真家サイトの標準はflashになっています。

 

iphone,ipadもそこそこの見せ方はできるのですが、flashと比較検証した場合、その動的スクリプトの制限が大きいのは事実です。

(NYあたりではアプリごと開発してフォトグラファーがbookとしてipadを提出というパターンもあるにはあるのですが、book という物質的提出そのものが減って来ている現在、サイトによるフォトグラファーの選別が一般的になりつつあります。)

 

その決裁権をもつ クライアントサイドからも事前にフォトグラファーサイトの紹介後、撮影依頼が発注されることが増えているので当然、動的スクリプトで圧倒的有利なflashがその中心になるのも納得ですね。

 

なのでflashのスライドショーのうち もっともスタンダードな

AutoViewer,TiltViewer,SinpleViewerについてその解説をしたいと思います。

 

 

まず拙者作品「かみくら」で使用しているAutoViewerです。

横位置横スクロールを基準にしているこのスライドショーは、まるで紙芝居のようでもあり、もっとも物語性の高い見せ方になるのでさながらweb写真集の趣が強いスライドショーです。

よってそのテーマが明確なものには最適ですが、逆に言えば情報そのものを伝えるだけの写真には不向きだとも言えます。

左右スクロールの時間軸に耐えうるだけのテーマ性物語性が全ての鍵です。そういう意味では旧来の写真集なみの編集能力が必要なので実力をためされるスライドショーですね。

 

同じ横位置写真ベースならば縦スクロールのほうが時間軸と無関係に縦横無尽に組めますので、そのようなスライドショーを探すのもテーマに依ってはありでしょう。

 

例えのサイトはコチラです。

 

flashを使ってweb上で縦横無尽に写真集的見せ方を組む、というのがこれから写真表現の世界標準になるのは確実でしょう。

 

その意味で今後webでの写真発表にはまだまだチャンスがあります。

ほとんど旧来型のフォトグラファーはこの領域の見せ方に本気でチャレンジしていないからです。

いまからこのblog読んでフォトグラファーになり、圧倒的flashサイトを立ち上げる事でプロデビューもまんざら現実味のない話でもない、と思います。

 

ただし今後はプロフォトグラファーの業種そのものが他業種との融合(動画やwebデザインなど)が必須ですので、webクリエートの先に思いっきり写真中心の仕事がある、という方が現実的な解釈なのかもしれません。

 

 

 

続いてTiltViewerです。エンターテインメント性が特別高いので一番使いたくなるスライドショーですが、もっとも使い方が難しいスライドショーでもあります。

そのエンターテインメント性の高さに写真の内容が追いつかない場合が殆どだからです。さらにその奇抜な見せ方をサイトの中に自然に入れ込むのも至難の技。

僕の場合はたまたま広告作業の写真というエンターテインメント性の強い写真だったので、積極的に採用ができたのですが通常の作品でこれを使おうとは思いません。

 

使うのに相当神経を使わざるを得ないスライドショーだと言えるでしょう。

 

 

 

 

そして最後はSinpleViewerです。

白いフレームにはいる66写真がポラロイド風にみえるので初期作品群の見せ方に抜群の効果を発揮しました。

俯瞰でもアップでも、さらにフルスクリーンにもなるので通常の見せ方ではこのスライドショーがもっとも使いやすいでしょう。

実際は66などの真四角写真や4:3比率のコンデジやフォーサーズ写真ならほぼ問題なく使えるのですが、一般的デジタル一眼の比率である3:2の写真の場合は縦位置横位置の順番やサイト自体の縦横比率などに気を使わなければ、ならない事があるでしょう。(ちぐはぐな見え方になりやすいはず、ですので)

 

わかりやすい分だけ組み方の甘さも目についてしまうと思われますので注意が必要でしょう。

 

 

 

 

以上 写真家目線での解説をしましたが、情報中心の写真の見せ方ならばjqueryなどのスライドショーやタブで見せるほうが使いやすいかも知れません。

その辺りは 写真にテーマ性が有るか無いかで判断できると思いますので ある場合は是非上記の解説を参考にしてみて下さい。

 

 

今回の僕の公式サイトは写真とテーマが非常にわかりやすいと多くのADの方々からご好評を頂いております。

 

やはりサイトは判りやすいのが一番だと思われますので、迷わずそちら側になるようクリエートされるのをお勧めします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2011年

6月

09日

写真技術 ブラウザによる見え方の違い

 

写真技術 ブラウザによる見え方の違い

 

ブラウザによってどれくらい見え方が違うか、スクリーンショットと目視による検証をしてみました。

 

 

 

 

              上より

 

safari5.0

firefox3.6

google chrome12.0

元画像

 

               の順です。

 

皆さんのモニタにより見え方に誤差があると思われるものの、僕のキャリブレーションがとれてる  Apple Cinema Display 20inch+mac を基準に作ったデータですので、目視の基準はこのディスプレイ&PCの組み合わせにてお話します。

 

 

まず一番大きな印象は元画像に対して、ブラウザにアップした段階でコントラストが上がる!ということです。コレに関してはその種類に関係なく、

ブラウザにアップする=写真のコントラストが上がる

ということになりそうです。

 

色味に関しては firefoxが比較的ニュートラル

        safariが比較的マゼンタ系色転び

        chromeが比較的イエロー系色転び

ということになります。

 

 

コントラストに関しては 

 

firefoxが比較的に最も高くパッキリしている

safariが比較的に低いもののマゼンタ系色転びのため高く見える

chromeが比較的に低いのにイエロー系転びのため更に低く見える

 

という事になりましたが、アップの段階で上がっているので全体的に元画像よりは上がらざるを得ないという結果でした。

 

 

 

結論

 

色転びが少ないのがfirefox、赤く転ぶsafari、黄色く転びコントラストが低く見えるchromeという結果がでたものの、其の差異は微小なのでブラウザによる見え方の違いを特に気にする必要はない。それよりは大本のキャリブレーションが取れたモニターでレタッチされた基準がしっかりできている写真であることの方が大事である、ということでありました。

 

以上

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2011年

6月

09日

写真技術 ほめて伸ばす

 

写真技術 ほめて伸ばす

 

今回も受講生の作品から解説しましょう。

かわはしさんの写真です。ご本人のお言葉から。

「8101はピントが合っていません。
合っていたらいいのになぁと思うのですがそれは無理ですよね⁈」

 

 

 

確かにかわいい御写真です。逆に言えばボケてるから可愛く見えてる事だってあるのです。

 

ピンが無い写真と捉えるのではなく、ボケててより可愛さが増した写真 と捉えるのが正解です。

ボケ=bokehの項を今一度参照してください)

光のみになった写真はより意味が増すからです。

 

くずれたポイントを整理整頓するのがデザインならば、視点を換えて良くするのがアートディレクション。

「アートって個という意味だぞ!アートディレクターの意味わかってるか!?」と知り合いのADにおっしゃたのは操上和美さん。

彼の言ってる意味は僕もそう思います。

つまり一見悪げなところも含めて「個」なんだぞ、ということ。

 

そういう全てをひっくるめて写真なんですね。


なので欠点を改めるのではなく、ほめて伸ばす方向でこの可愛い写真をレタッチしましょう。

 

 

 

そんな難しく有りません。マゼンタを大幅に増やして、明るさを飛ばしめ位に上げてあげるだけです。

 

ただし、ここではよりMっけを上げるため、通常は明るさ→色味調整でかけるレイヤーの順番をあえて逆に、つまり色味調整後に明るさ調整をかけることにより、よりMっけの強い表現にしているんですね。

(調整レイヤーは背景に近い順番でその影響が強いのです)

 

 

 

 

 

これでラブリー感満載な写真に仕上がりました!

 

 

こういう写真はコピーとの相性が抜群なので仮に文字を乗っけてみましょう。

 

 

 

 

 

これでグリーティングカードによし、サイトの背景によし、な使える写真とわかりますね♬

 

単色背景などより、ぐっと感情にくるページになること受け合いでしょう。

 

 

使えない写真等ありません。要はアートディレクションの問題です。

技術的な善し悪しでは無く、第一印象でグッとくるか、どうか、で判断できるように是非なって下さいね。

 

 

「ちなみに子どもを撮るときのポイントとかあれば教えてほしいです。」

 

とのことですが、ポイントはやはり愛情でしょう。人物写真は想いが全てだと思います。熱意は人に伝わりやすいのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

引き続き受講されてる皆さんの写真&お悩み募集してます!

ので相談有る方は写真貼付にてメールくださいね!

blog上でお答えいたします☆

 

一般の方ももちろんオッケーですよ!早く上達するためにも是非相談してみてくだいね!

 

 

お気軽に是非♨

 

 

 

 

 

 

 

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2011年

6月

08日

写真技術 撮影時のクセ

 

写真技術 撮影時のクセ

 

今回は受講生の矢島さんの作品をもとに、ちょっとしたヒントで一気にクオリティが改善される例を見てみましょう。

 

 

 

 

曇り空に咲くあじさいの花ですが、その美しさのに惹かれシャッターを押したのでしょう。その素直な感情がストレートに写っています。

 

ですが、少々アングルを下げ、望遠レンズで撮影することでグッと、その素直な感情に寄り切ることが可能なんです。

 

 

 

アングルを下げる事で被写体を立たせた上、

望遠レンズで寄る事により背景はきっとボケてくると思いますので上記のようになるでしょう。

(今回はフォトショップで擬似的にぼかしましたが)

 

あと、ボケが入る事により、少しだけ構図をふってボケ味の量を増やしてあげることによりより私情豊かな写真に仕上げることができます。

 

続いてもう一枚。

 

 

 

コチラの写真もさきほどのあじさいの写真と全く同じことをしてみました。つまり矢島さんの見え方にクセがあるので、そのクセを理解することにより、一気にクオリティアップが可能なのです。

 

矢島さんの場合は 恐らく身長からくるであろうアングルが高いので説明的な絵になりがちです。

見せたい被写体の目線までアングルを下げてあげることにより、ぐっと被写体を立たせる事が可能なので、相手の目線にたったアングルも今後検証してみてください。

 

あとまっすぐな性格からまっすぐモノを視ていらっしゃるので、デジタル一眼+望遠レンズで素直に切り取られれば、矢島さんらしいボケ味をいかした優しい写真が撮れると思いますので是非検討してみてください。

(できれば明るい単玉85mmとか50mmとかで絞りは開け気味)

 

 

人の目線はそれぞれ多様ですので、自分の見方のクセをつかみそれを利用すれば、そのままその人らしい作品になります。

是非、自分の見方のクセを客観的に検証して作品作りに役立てて頂きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

次回も受講生の作品から検証を続けて行きたいと思います。

 

 

 

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2011年

6月

06日

写真技術 色と陰影(手代木さんblogより)

 

 

写真技術 色と陰影(手代木先生のblogより転載)

 

こないだの写真教室で言っていた事を理論立てていうとこういうことです!というのを手代木先生がblogで書かれていたので、許可を頂き転載します。

どうしても難しくなりがちなのですが、普段僕が言ってる事は現場実践編で内容は同じですので、僕の言い回しがわかりにくい場合はコチラのほうが科学的でわかりやすいかもしれません。 以下

 

 

 

色とは


わたしたちが目にするものすべてに「色」があります。
デザイン・プレゼンをする際にもこの「色」が大きく関わってきます。
まずその「色」の基本を理解しましょう。



色とは光


この世界が暗闇だったら、わたしたちは個々の「色」も「実体」も認識できません。
なぜなら、まず「光」があり、その「光」が「物体」に反射することで、人は「色」を認識するからでです。
そして、わたしたちの脳は、それら「色」の情報と、体験的に知っている「物体」の情報をもとに「形」を認識するのです。



光とは電磁波


光は電磁波と呼ばれる波動の一種で、波長と粒子両方の性質で構成されています。
19世紀後半、イギリスの物理学者マックスウェルが「光は光源の電気振動によって起こる電磁波である」という説を表明しました。
色の認知には、「波長」の性質が関係してきます。



色は光の電磁波


この「光」自体にも複数色があり、これを発見したのがニュートンです。

彼の発見により、太光線(白色光)をプリズムで分光すると、「スペクトル(虹=赤・橙・黄・緑・青・藍・青紫の異なった光)」と呼ばれる色の帯が生まれることがわかりました。

 

 

 

この帯を構成する「光」は、人間の眼が感じることのできる「波長」を持つ「電磁波」であり、「可視光線」と呼ばれます。

光(白色光)が物体に当たって反射すると、その物体の持つ「光の電磁波」が生まれ、わたしたちの目に届くということになります。

 

 

 

 

この「可視光線」は、380nm(1nmは、1mの10億分の1)から780nmあたりの周波数域にある。
光の波長の幅が短くなるほど、エネルギーは大きくなる。
可視光線の−方の端にある赤色光の外側には赤外線(IR)が、もう一方の紫色光の外側には紫外線(UV)が続く。
これらは目に見えないので「不可視光線」とも呼ばれる。

 

 

 

 

 

 

光源色


光源が発する光の中に、どの波長の電磁波が多く含まれているかによって、光そのものが青や赤、オレンジなどの色を帯びて見えます。

これを「光源色」と呼びます(太陽・花火・蛍光灯など)。

 

 

 

 

 

 

物体色(表面色・透過色)

 

表面色


物体に光が照射されたとき、その表面から反射された光によって現れる色。

 

透過色


物体が光を透過することによって現れる色(ステンドグラス・セロファン・瓶など)。

 

 

 

 

この二つを「物体色」と呼びます。

 

 

 

 

 

 

 

色を見るということ


この光源色と物体色という、物体に吸収されずに目の網膜に直接飛び込んでくる波長によって、わたしたちは様々な色を認識します。

ここまでが「目」が認識する色です。
この信号が「脳」に伝わり「色」に対して感情が生まれてきます。
それが「色を感じる」「色を認識する」ということです。

 

 

 

 

 

色の分類:三属性


「色について」で触れたように、人は「色」を目から脳に伝達し「色の情報」を「感覚」で理解します。

そして、誰もがもつ共通の感覚である「色」の情報を、理解しやすく伝達するために様々な分類方法があります。まず、その分類を理解しましょう。

 

 

 

 

有彩色・無彩色


色には様々な種類がありますが、大きく「有彩色」と「無彩色」に分けられます。

 

 

 

少しでも色みがあれば有彩色となります。
有彩色は、無彩色以外のすべての色を指します。
無彩色は、白・黒・グレーのことを指します。

 

 

 

 

 

色の三属性


色の三属性とは様々な色を表現するために必要な3つの要素で、色相(Hue)、彩度(Saturation)、明度(Brightness)のことを表します。



色相(Hue)


色相とは赤、青、緑のような「色味の違い」のことを表します。
色相はイメージの違いを最も表現することが出来る属性です。


色相と色相環


 色相を円上に配置したものを「色相環」と言います。
 ニュートンは当時の音階が「7音」だったことから「7色」を基本色としました。

 「」「黄赤(橙)」「」「」「」「青紫(藍)」「紫青(紫)

 これを、「虹色」と呼んでいます。

 ですから「虹の色」は「七色」ではないという議論はナンセンスです。
 たとえて言えば「七色」ということなのですから。

 

 

 

 

類似(隣接)色相


よく似た色相のことを表します。
色相環の上の基本色を基準にすると、隣接する両側の類似色相を指します。


補色


この色相環の正反対に位置する色のことを補色と呼びます。
補色同士を並べて配置するとお互いに引き立て合って鮮やかに見えることがありますが、絶対的ではありません。
注意したいのは「補色=目立つ組み合わせ」と覚えないことです。

 ※「補色」については、配色の説明で詳しく書きます。



彩度(Saturation)


彩度とは色の鮮やかさを表す属性です。
彩度は「高い」「低い」でその度合いを表します。

彩度が最も高い色は鮮やかな原色となり、彩度が低くなるにつれてくすんだ色みを感じない色に変化し、最後には無彩色になります。

 

 


一般的には、彩度が高い色は派手な印象を受け、彩度の低い色は地味に感じます。
それには、心理的に「エネルギー」の強弱を感じることが関係します。

 

明度(Brightness)


明度とは、明るさの強弱の違いのことです。
最も明るい色は白、最も暗い色は黒です。
「明度」は、有彩色・無彩色のすべての色にある性質です。

明度を表す場合、明るい色のことを「明るい」「明度が高い」というような表現をします。

 

 

 

明度とコントラスト


明度は「色相・彩度」といった他の属性よりもものの見え方に直接影響してきます。

隣あう色面の明度関係を「コントラスト」と呼びます。

 

 

人はこの「コントラスト」の高いものを、一番最初に認識します。
そしてそれは、人が感じる「時間」との関係でもあります。

 


例えば「モダン」という言葉は、単に古い・新しいではなく、その色の組み合わせの中に過去と未来への時間の振り幅が大きいことを感じるときに使われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カラーモード:RGBとCMYK

 

RGB


「光の3原色」であるR(Red=赤)、G(Green=緑)、B(Blueviolet=青紫)の3色で表現したカラーモードです。

 

パソコンのモニターや液晶画面は、「色光」で発色しているため、モニター表示の色の指定や確認は、CMYKよりもRGBのほうが向いています。

通常のRGBは、10進法で0〜255までの256段階で表記します。0が最小で255が最大値となります。
従って、「R:255/G:255/B:255」は最も明度が高い色、すなわち「白」となる。

この数値は「Photoshop」を使用することで、より理解しやすくなります。
※「256色」は「8ビット:2×2×2」を意味します。


この混色の方法を「加法混色」と呼びます。

 

 

 

CMYK


「色の3原色」は C(Cyan=シアン,藍)、M(Magenta=マゼンタ,紅)、Y(Yellow=イエロー,黄)ですが、実際の印刷の際には、黒を忠実に再現するため K(Black=ブラック,黒)を合わせた4原色を基本とするカラーモードです。

 


各色を混合することで色を表現します。掛け合わせるインキの量を%で表示し、その数値はインキの混合率であると共に色指定をする際の数値表記にもなります。


この混色の方法を「減法混色」と呼びます。

 

 

 

 

 

 

カラーモード:WebセーフカラーとHSB


RGBカラーでは、それぞれの色光が256段階(8bit)の階調を持っています。
その全てを表示できるかどうかはコンピュータのVRAM(ビデオメモリ)の容量によって決定します。
現在では24bit、つまり256(R)×256(G)×256(B)=約1,670万色での表示となります。

これを一般的には「フルカラー:256の3乗で16,777,216色」と呼びます。

 

HEXカラー


「HEXadecimal:ヘクサデシマル」(16進数)に由来します。
「0〜9」に続けて「A〜F」までを「ひとけた」として進数です。


Webセーフカラー


「#FF9933」「#0066CC」のように、同じ番号2桁ずつの組み合わせたカラーがWebセーフカラーです。
RGB値を16進数で表す時に、00,33,66,99,CC,FFのみを用いて色を作ります。
この組み合わせの総数が「216色」であることから、この組み合わせで表現した色を「Webセーフカラー」と呼びます。



Webセーフカラーは気にしなくてもよい


Webセーフカラーは、古い16bit環境では見え方がOSやブラウザによって変わってしまうためにできた考え方です。
現在のモニターではフルカラーが表示できますから「Webセーフカラー」にこだわる必要はありません。
Webの習慣として「Webセーフカラー」が存在しているだけです。

大切なのはどの環境でも同じように見えることではなく、どのような人でも読みやすくわかりやすいということです。

Webセーフカラーを使った配色イメージということで、まぶしく読みにくいサンプルに惑わされたり、縛られたりするよりも、自分の表現したい内容を適切に 表現することが出来る色彩設計をした後で、8bitカラーや16bitカラーでもきちんと読むことが出来るかを確認した方が建設的です。




HSB


HSBカラーモデルとはコンピューター上で扱う色を数値化した物の一つで、色の三属性である「色相(Hue)」「彩度(Saturaion)」「明度(Brightness)」を数値化して色を指定します。


人間の色知覚に基づいたカラーモードなため、コンピューター(IllustratorやPhotoshop、Webデザインアプリケーションソフト等)で色を作成・指定する場合に、直感的に作業を行うことができます。

 

 

 

Photoshopには図のような「カラーピッカー」があり「HSB」の数値指定も可能です。

左側の色空間は横軸に彩度、縦軸に明度が設定されています。
彩度・明度は0〜100%の範囲で調整が可能です。
右側にあるのは色相のバーで、角度で表します。

※注意しなければならないのは明度100%の色が白ではないことです。
 色相と彩度における最も明るい色が100%となります。




HSBの色相


HSBの色相は見た目が偏っており、色彩調和論に基づいた配色を理論的に説明することが難しいカラーモデルです。

 

HSBは色相を角度で表します。360°を色数で割った角度でずらしていくとHSB色相環ができます。
しかしHSBの色相には偏りが見られ、隣同士の色が同じに見えたり、離れすぎて見えたりします。
それぞれの色相環の色の差が均等でないと、配色について考えることが難しくなります。

見た目の色の差が均等な色相環を用い配色するには、「マンセルシステム」や「PCCS」のような知覚的に等間隔な色相環を理解する必要があります。


 

 

 

 

 

 

 

陰影とは

 

  1. 光の当たらない、暗い部分。かげ。「ライトを当てて被写体に陰影をつける」
  2. 物事の色・音・調子や感情などに含みや趣があること。ニュアンス。「陰影に富んだ文章」

 

 

 

陰影をつくる


つまり平面的な表現に立体的にみえるような表情をくわえることにより、平面的な表現では伝えにくいニュアンスをつくろうとすること。

 

陰影とハイライトが奥行き知覚に及ぼす効果

陰影とは、物体内および物体間の面が光源に対して遠近の関係にある場合、もしくは光源に対する面同士の角度が異なる場合に生じる輝度勾配をさす。
こうして面に生じた輝度勾配は、視覚系が3次元世界を再構成するのに有用な手がかりとなっている。

少なくともダ・ヴィンチの時代から、陰影が奥行き知覚を生起する要因となっていることは経験的に明らかではあるが、陰影手がかりについての心理学的研究は歴史が浅い。

しかしながら、近代に入って、コンピュータ技術の発達に伴い、これまでさまざまな研究が行なわれてきた。
なかでもV. S. Ramachandran等によって上方光源仮説が提唱され、その後様々な学者により研究が進められて今日に至っている。

これまでの先行研究においては、円形の内部に陰影として線形のグラデーションで塗りつぶしたものを刺激として用いているが、現実世界における陰影の付き方はそれだけではない。

   引用[熊本大学 学術リポジトリ



知覚心理学

 

空間知覚


視覚・聴覚・触覚などによって空間的広がりを認識する作用。
形・大小・方向・位置・距離がその対象となる。



奥行きを知覚するデザイン


奥行きのデザインに関わるキーワードは、主に知覚・認知心理学で研究されている事項です。


形状の簡潔性

  • 人間には見たものをより単純な形状として認識しようとする

 

明暗・陰影

  • 人間はモノクロ写真の明暗や陰影から奥行きや立体感を得るとができる
  • 一般に、物体の左上から光を当てた場合の陰影を再現すると立体感を得やすい-厚みを持ったボタン

 

重なり合い

  • 2つの図形が重なる部分で一方の図形を消し去ると、消された図形の方が後ろにあるように感じられる
  • これは、後方にある物体は前方にある物体に隠されて見えないと頭の中で解釈されるためである

 

相対的大きさ

  • 同じ大きさの物体であっても、遠くの物は小さく見え、近くの物は大きく見える
  • このように、2次元上の相似な図形の大小は見る側に奥行き感を与える

 

透明視

  • スイス国旗の上に透明な短冊が乗っているように見える
  • このように、実際には透明でないものでも明暗の付け方によって透明感を感じることがある

 

マッハバンド効果

  • 人間の目は色相や明暗が急に変化する部分に敏感に反応する
  • また、人間の目には明るさや色に対して反応するレベルに境界値(閾値)がある
  • このことから、色相や明暗が急に変化する境目付近では、その部分が盛り上がった形状に見える

 

線遠近法

  • 一直線に続く道路を写真に取ると、平行する左右の路肩および街路樹の先端を結ぶ線は1点に収束する
  • これと逆に、人間は1点に収束する直線を全て平行線と認識し奥行きを感じる性質がある




レイヤースタイル-グラデーションオーバレイ

 

形を認識しやすいグラデーション

  • あまり強いシャドウを使わないことが基本
  • ハイライトに「白」を使うことも不自然にみえる原因

 

 

 

以上です。

 

手代木先生、許可して頂き ありがとうございました!

 

手代木先生もまた愛のある授業をされている素晴らしい先生です。


素晴らしい師を持つ事ほど難しいことはないので、先生の受講生の皆さんは授業の300時間を有意義に使い、修了時のクリエーターデビューを是非目指してくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2011年

6月

05日

写真技術 愛ある仕事の結果

 

 

写真技術  愛ある仕事の結果

 

 

何回も言ってますが、写真は光なので愛です。実は僕のオリジナルというより、荒木経惟さんからの多大な影響から始まったのですが、実際90年代以降、ほぼ全てのフォトグラファーは彼に続き、現代のweb全盛時代に置いてもblogでスナップ写真を発表するというDNAを辿れば最終的には彼に行き着くのです。

 

 

 

で、学生時代の荒木さんとの記念写真、右は僕ですが(大汗)左に写っているのが、中村和孝くん。なんでここで中村くんなのかといえば、彼もまた愛の溢れる撮影技法で有名なフォトグラファーだからです。

 

柴崎コウ〜藤井リナ〜平子理沙まで愛のあるタレント写真集や女性誌表紙といえば彼ほど評価の高いフォトグラファーはいません。

(事実何人もの人々から彼の現場対応を絶賛する声をよく耳にします)

 

 

 

先日の講義でも紹介した今、絶頂に売れっ子モデルの真山景子さんですが彼女もまた、愛のある仕事っぷりで現場での評価が高くキャリアの長いモデルさんですし、この写真の撮影時にヘアメイクをお願いした豊福浩一さんも男性アイドルグループの愛あるヘアメイクとしてファンの間で揺るぎない評価を得ておられる方で、ジュニアくん達がこぞって街中でそのヘアメイクの真似をしまくってたりします。

 

こうやって客観的に見てみると、皆さん共通して愛ある仕事が評価され、長く続くコツになっているんですね。

 

つまり愛ある仕事しか残んないという事実。

 

 

一見派手に見られがちな世界ではありますが、現場というのは常に地道な努力と愛の積み重ねであります。

 

なので皆さんもどうか愛を持って仕事に取り組み、是非イイものを残してくださいね!

 

 

 

 

 

 

 

次回、手代木先生のデザイン講座より光と色の理論を、転載いたしますので、是非ご一読ください。

 

 

 

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2011年

6月

04日

写真技術 シャドーハイライト

 

 

写真技術 シャドーハイライト

 

 

フォトショップやデジタルカメラが日々進化する中、フォトディレクションもまた、日々、進化します。

 

僕が手代木先生にwebを教わりながら、同時に同期の受講生にフォトショップを教える中、最も教える回数が多かったのが このシャドーハイライトです。

 

また、個人的な作品「神座かみくら」でも輝度差の激しい森の光などがメインテーマでしたので、その再現にはこのシャドーハイライトが大活躍しました。

 

そう、光の再現にはこのシャドーハイライトが欠かせない!のです。

 

 

 

上記の写真、宮崎県高千穂峡にある滝をボートの上より望遠で撮影したデータをそのまま、何もせずrawより展開しただけの画像です。

このままでも割と強い絵なのですが、シャドー部分が真っ黒けなので絵に奥行きが足りません。

 

そこで件のシャドーハイライトの出番となります。

 

 

 

 

まずシャドーハイライトには調整レイヤーが存在しないので、背景をコピーして調整レイヤー化します。

この写真の写真の場合、シャドー100%掛けたものを背景の上に不透明度40%のっけたものを合成し一枚のレイヤーとし、背景コピーの2と名付け下地のレイヤーとしました。

(なぜ調整レイヤー化したかといえば、上にのせてから二枚のレイヤーの不透明度で調整したほうが客観的に濃度が選びやすいからです。説明では判りづらいので実際試してみてください)

 

それが上記の写真です。

これでシャドー部がおきてる写真ができました。このままでは当初の重厚なトーンが失われますので、ここに大本の何もいじってない背景のコピーをのせた上、レイヤーマスク上でシャドー部のみブラシを濃度を変えて起こしておきます。

 

下記のとおりです。

 

 

 

 

ここでは 背景のコピーは背景に同じ

     背景のコピー2は背景のシャドーを起こした画像

 

つまりレイヤーマスク上で塗りつぶすことで下地のシャドーを都合良く明るめに起こしている訳です。

 

(なので一番下の背景レイヤーはこの絵的には意味がなく、単なる非常時のバックアップ画像になります。)

 

で最後に緑を落ち着かせるため、特定色域の選択 イエロー系のみマゼンタ50%を掛けます。

 

 

 

毎度、僕の写真はどのメーカーのカメラであれ、イエロー系をマゼンタ側に倒します。何故なら、ベイヤー方式のデジカメ画像はその機構上、緑が一番嘘くさく感じるからです。(コレに関しては別項にて解説する予定です)

 

 

これでこの写真が完成しました。

 

 

 

 

 

 

シャドーからハイライトまでなだらかなグラデーションが再現されていることにより、奥行き感のある立体的な写真が完成しました。

 

 

今回は少しだけ複雑な処理を施しましたが、ポイントは相変わらずレイヤーとレイヤーマスクの使い方だけです。こればかりは実際に手を動かして作業し、体感しないと手に入らないので実践あるのみです。

デジタル時代の新標準を是非手のうちに入れて頂きたいと思います。

 

尚、明るい画像で同じ事をすれば、今度はハイライト側のトーンが出ている写真が制作可能になるのですが、明るい写真はハイライト側の情報が残ってない場合が多いので、基本暗い写真を明るくシャドー起こしするほうがトーンを整えやすいです。撮影時、もし露出に迷うようなことがあれば、露出補正にてアンダー目の写真も押さえておくことを強くお薦めします。

 

 

 

 

 

 

次回、ちょっとブレイク、写真と愛について軽くコラムします。

お楽しみに。

 

 

 

 

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2011年

6月

03日

写真技術  記憶の光

 

写真技術 記憶の光

 

同じ教室で手代木先生から受講している頃から、このblogの講座をも熱心に受講して頂いてた山口龍夫さんから作品が届きました。

 

彼の解説はこうです。

 

「美しい睡蓮は仏教の教えで汚い水の中で育つと言いますが、

そのような環境でも凛としているのが好きです。それを表現出来れば嬉しいのですが、 やはり光がどれくらいであればいいのかが分かれ目かと思います。座田さんにスピリッツを吹き込んで頂ければと思います。」

 

 

僕は上記の写真を見てメールの文面を読み、正直驚きました。

 

何故なら、この写真自体は既に完成されていて手直しの必要がないのに、山口さんはまだ光にこだわっておられます。

つまり山口さんは眼前の光をみながら、別の光を感じている、しかも涅槃らしき気配に反応されている、

つまり明らかに意識がココロの中の光=記憶の光の境地にまで到達しているからです。

 

たった2ヶ月弱でこの境地には驚きです。

 

ココから先はココロの境地ですので、山口さんの性格や好みを探りながら早速レタッチしてみましょう。

 

 

 

 

 

背景をコピーしたレイヤーに フィルター〜ぼかし(ガウス)8.0pxかけ スクリーンにて背景に40%だけ のっけました。

 

つまり山口さんのココロの涅槃を 芯のあるソフトフォーカス画像に変換したわけです。

 

 

 

 

さきほどのままではメインの蓮が沈んでしまいますので、調整レイヤーレベル補正を 0.55 掛けたうえ レイヤーマスク上でグラデーションを円心上にかけることで周辺部を焼き込みます。

 

これで 画像は完成です。

 

 

山口さんは眼前の光に飽き足らず、ココロの光=記憶の光をも見ようとなされました。

 

通常のアマチュアでその領域に触れる方はごく僅かです。わずか二ヶ月で実は見えているのはココロの残像である、という境地に達したのは本当に驚きです。

 

これからも是非、そのココロの目で捉え、記憶の光を再現して頂きたいと思います。

 

決して現実を複写するだけが写真ではありません。素直なココロが捉えた光こそが 真実を写す=つまり写真なのです!

 

(今回は僕の解釈でしたがここからは本人の領域ですので、山口さん自身が新しいレタッチテクニックを開発する勢いで挑んで頂きたい!と切に願っております。正解などありませんので、見た事無い写真を是非見せて下さいね!)

 

 追記6/4 山口さんよりレタッチの感想頂きました。以下

「写真の解釈と言うのは個々人が勝手に行うものかも知れませんが、

睡蓮という花は泥水のように濁りがまとわり付く環境にあっても、自分自身を忘れずに凛と引き締まり生きて行く姿を現しているように感じて撮りました。 元画像では、花の自己主張が強すぎると思いましたが、座田さんのレタッチでは、自分を失わないことは大事だが、周囲との協調も大事だと、訴えているように感じました。
勝手な解釈かも知れませんが、座田さんのレタッチから感じた感想です。
すばらしいメッセージを吹き込んでいただき、ありがとうございました。」

深く読んでいただきありがとうございます。 
今の今は奈良でココロの深いところと向き合いながら古寺などの写真を撮られている日々、だとか。羨ましいかぎりですwww
(そういうアラウンド60に行きたいな〜爆)

 

 

次回シャドーハイライトの掛け方考え方を拙者作品「かみくら」より解説したいと思います。

 

 

 

 

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2011年

6月

01日

写真技術  記憶色

 

写真技術 記憶色

 

最近のデジカメにはカラーモードの中に、トイフォトやラフモノクロームなどの正確ではないけれど記憶に訴えかけるモードがありますが、あれはある意味正しいです。

 

フォトディレクションは色を記録することではなく、色を記憶に近づける行為だからです。

 

こないだ講義したとおり、人の記憶は非常に曖昧です。

なので大概の場合、あの時見た色身と違う!という不満が発生したりするものなのですが、

 

今回はココロが見た色身=記憶色について述べましょう。

 

 

 

ここに受講生の藤代さんの作品が有ります。解説は以下の通りです。

 

「005は私が出雲で撮ったものですが、何故か気に入っていて、現在デスクトップの背景画像にしています。
とのこと。
確かに出雲まで出かけ広い海に遭遇した時の開放感が感じられる作品です。
が、もろもろ荒が見えるのでそこを補正し、気に入ったであろう部分をより増幅し、伝わりやすい写真にレタッチしてみましょう。

 

 

まず気になったのが 水平線の傾き&コンデジ特有のレンズの歪みです。

 

コマンドT で水平をとったあと レンズ補正にて弓形収差方向に補正します。 この写真の場合は補正値 +5,00 です。

 

 

 

 

 

これで、大分すっきりしましたが、まだ何かが足りません。

 

はて、何が足りないのか。。

そこを考察する時間がフォトディレクションでは何よりも大切になります。

 

僕の解釈はこうです

岩の陰具合から午後か朝の深めの時間と推測され、その割には色身が浅い!

→ならばトーンを濃くしてみよう。

 

 

 

 

調整レイヤーのレベル補正にて 補正値 0,52 です。

 

中中雰囲気がでてきました!

 

 

で、またゆっくりと写真と向き合います。←ココ非常に大事です

 

そう!真ん中の波がビューポイントになってるではありませんか!

 

 

 

波を引き立たせるため、更にレベル補正(この場合0,75)調整レイヤーを掛けた上レイヤーマスクに円心上のグラデーションを掛ける事により、周辺部を焼き込み=中心部の波を引き立たせました。

 

波の部分が強調されより強いビジュアルになりました!

 

でもまた向き合います。いかに長く向き合うか、が最も必要なポイントになるのです!!

 

よくみると、岩の色身がなんだかデジっぽい感じに見受けました。でそれを補正してみましょう。

 

 

 

調整レイヤー 特定色域の選択でイエロー系のみマゼンタ+100 しました。

 

どうです!岩の存在感が空にマッチしたでしょ!!

 

濃い青空や海はマゼンタが非常に強いので、岩の色身をそちら方向に倒す事により、トーン全体の一体感を増したのです。

 

しつこく写真を見ながらトライ&エラーを繰り返しながらデータを貯めることにより、ワンランク上の記憶色を手に入れることができるのです!!

 

 

 

 

 

ここまででやっと 出雲の深い時間と深い海と空を 表現することに成功しました!

 

この上がりをみた藤代さんのコメントです。

 

 

「お忙しい中、わざわざ私の写真をレタッチして下さってありがとうございます。 見てびっくりしました。 あんなものでもこんなにも変わってしまうんですねぇ。いやいや、感動しました。久しぶりに感激しました。」

 

 

とのことでした。

 

思い出は常に美しく残す! 曖昧な記憶ならその方が幸福でしょ!

それがフォトディレクションの力であります。

 

 

 

 

 

 

次回、記憶色に留まらず、記憶の光にまで進化されている受講生 山口龍夫さんの写真をレタッチしながら 記憶の光を再現してみます。乞うご期待。

 

 

 

 

 

 

 

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2011年

5月

29日

写真技術 物撮影ライティング基礎

 

写真技術 物撮影ライティング基礎

 

 

物撮影の基本はライティングです。

法則はたった一つ。

 

入射角=反射角

 

のみ。

 

以下、wikipedia より転載

 

「光などの電磁波は、屈折率が異なる物質間の境界面で、入射光の一部または全部が反射される。ここで、反射する光の入射角と反射角は等しいという、反射の法則が成り立つ。入射角と反射角は、それぞれの光の進行方向と境界面の垂線との間の角度として定義される。説明図における左の α が入射角、右の α が反射角である。なお、歴史的な事情から電気工学から発展した電磁気学においては、この入射角と反射角が反射面に対する角度として定義されることがある。ただ、いずれにしても入射角と反射角が等しいということに変わりはない。」

 

 

 

ようはαの値が同じということだけです。

 

 

なので、基本この理屈だけ知って実践していれば、応用的に大型ストロボなどの高級機材を使わずしてもライティングしたことになります。

 

 

要は光のコントロールが何よりも大切なのです。

 

 

例えば料理写真。おいしそうな感情の表現はいまでは自然光が主流に成りつつ有ります。

 

 

 

上記の写真はミッドタウングルメガイドの表紙撮影時のアナザーカットなのですが

 

全くの自然光のみでレフすら使用してません

 

ただし、もっとも美しい光には こだわったので 店内のテーブルをその場所まで わざわざ大移動して撮影しています。

 

自然光で物撮影する場合、撮影場所選びそのものがライティングになるのです。

 

逆にいえば撮影場所を固定せざるを得ない場合はストロボなどでライティングする必要に迫られます。

だってそうしないと光のコントロールは不可能だからです。

 

どうしたいか、という目的完遂のためには 光のコントロールは必須ですのでお見知り置きください。

 

 

 

料理写真はほとんどの場合、上記の感じで高レベルのものが撮影可能です。

 

補足=たまにサイド光 というのは料理によってそちらのほうが美味しそうに撮れる場合があるからです。(例:エスニック料理など)

 

 

ストロボ光などによる実践編は別の機会に解説するとして、まずは自然光のライティングはとっつきやすいので、是非身に付けて頂きたいテクニックですし、応用すれば切り抜き写真にも対応可能なのでとにかく実践あるのみ。

 

実際に撮ってみるのが何より大切です。

 

 

切り抜き写真のライティングに関してはこちらの記事を参考に実際はストロボの部分を自然光に変えてもそこそこのクオリティにはなるでしょう。

 

(その際、室内でMIX光源にならないようにだけ気をつけてください 例:窓際光+蛍光灯などは NG.。撮るならどちらか一つだけの光源のみにしてください)

 

 

 

 

次回、受講生の方の作品をレタッチ、フォトショップの解説をします。

 

 

 

 

 

 

 

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2011年

5月

22日

写真技術 光とは

 

 

 

 

 

 

写真技術 光とは

 

 

光というモノは常に変化し続けています。

流れるように変化し流れ続けるものを一瞬切り取ったものが写真ですので、本来は被写体が、ぶれていて当然なんですね。印象派の絵のごとく。

 

だから森山大道さんでないのですが ブレアレボケ は光の真実の姿とも言えます。

(ただ速いシャッターで撮れたりしてるから、ぶれてなく見えている錯覚を起こしているだけで)

で、よく写真を上手くなりたいという相談を受けた時に、大概の場合、その相談者は自身の上がった写真を良く見て無い事が多い。

つまり、被写体は見てるけど、そこの写った光が見えていないことが殆ど、なんです。

 

だから普段からモノを見ないでしっかり光を見るクセをつけるだけで格段に写真は上達しますし、ある程度なれてくれば自然光で物撮影だってできるようになるでしょう。

(だってスタジオのライティングだって基本は太陽光に順じていますので)

 

逆に何気ないモノでも光が圧倒的に美しければ写真は成立しちゃううんです。

 

ということで 写真には捨てカットなんて存在しえないんです。

 

ディレクション一個でどうにでもなる。

だから、普段から光を見るクセをつけておけば、写真が上手くなるし、結果的にはwebクリエートにおいても優位にたてると思います。

 

なぜならPCモニタも発光している光そのものだからです。

 

(モニタを発光体と捉え、光を意識したwebデザインはきっとユーザーのココロの奥深くまで到達し、感情を揺り動かすことでしょう)

 

実際に優秀なアートディレクターの方々は皆さん、光に敏感であります。

 

ぜひ、意識的に光りを見るクセ、訓練をして頂きたいと思います。

 

 

 

 

次回はリクエストの多い物撮の話にしようと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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2011年

5月

11日

写真技術 注視

 

写真技術 注視

 

今回はwebにおける写真技術のお話です。

手代木先生にwebクリエートの手ほどきを受けて早、三ヶ月。いよいよ授業も修了なのですが、webにおける写真を考える時、もっとも効果的と思われる方法に気付いたので書き記しておきます。

 

それはズバリ注視の目線です。

 

つまりwebの画面に対し、広角パンフォーカスで撮られた写真て、あまり意味が感じられないんですね。

何故なら広角パンフォーカスの絵というのは基本的に説明なので、それならば文章で充分事足りると思うからなんです。

 

ニュアンスを伝えるならば、毎度解説しているボケにかなうものはなく、またボカすには基本広角レンズは光学設計上向いていません。画角も広く注意も周辺へとひろがるようなパースペクティブがかかっているのでやはり説明むきなんです、広角の絵は。

 

このブログの写真のうち、お仕事写真以外の写真は殆どAPS-Cカメラの50mm~85mmくらいレンズで撮られていて何を見ているか、が非常に判りやすいんですね。+αでボケが入って来るんで情緒も加わり、よりページとしての言葉にならない情報量が激増するんです。

それに全体を説明的に見せるより、一部をちらっと見せた方が、ユーザーの想像力をかき立てやすいですし、見ている方をコチラ側へと引き込む効果が大きいんです。

 

(ここ二年間ぐらいアメブロ書いてるんですが、注視の写真を使って文章と上手くマッチングした時はアクセス数が伸びやすい傾向にあるのも最近気付いたりで)

 

あとモニタの大きさにも関係はあると思います。例えばB0ポスターならば広角パンフォーカスの雄大な描写も大きな効果を生むのですが、ほとんどのユーザーが20inchまでのPCならば、やはり注視の写真の方がなじみやすいでしょう。

何故なら殆どの人が注視しながらモニタを見ているからです。つまり覗き込んでいる延長線上には違う覗き込みを当てはめ、その効果を相乗効果で生みやすいんですね。

(道理でwindowsというわけですね)

 

というわけでちら見せの理論で是非blogに写真をアップしてみてくださいね。

きっと世界が広がるはずです。

 

 

上の写真は先日の能登半島へと向かう途中の長野と富山の県境での走っている車窓からの風景なのですが、それはそれはパノラミックな世界観の美しい風景が広がっていました。しかし、そこはあえて注視の目線、7DにEF50mmで撮影してます。

 

より印象的な光を一部分だけ切り取ってあげることで画面に写らない周辺を想像するような仕上がりを目指したんですね。

 

走行中の車内から適当にパラパラ撮ってる割には空気感まで写っていて結構お気に入りの一枚です。

僕の記憶なんて曖昧なんで、この一枚があの時の風景になちゃってます。これが広角の絵だったら、こんなダイナミックな写真にはなっていなくて単なるスナップ写真だったんだろうなあ、と思います。

 

なので、慣れないうちは画角の狭さに窮屈観すら感じてしまいますが、そこは「何を撮りたいのか」を見つける訓練だと割り切り、その注視の目線を是非手の内にして頂きたいと思います。

 

きっとそのページの奥行き観を増すような一枚を手にすることができるようになる!と思いますので。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2011年

5月

09日

写真技術 撮って知る喜び

 

 

写真技術 撮って知る喜び

 

 

関西滞在最終日、神戸からです。

今回のテーマは「撮って知る喜び」です。毎度僕の講義は概念的な話が多いのですが、それは写真が常に外へと飛び出して行くためのツールだから、なんです。つまりリアルな現実を目の当たりにしないと始まらない媒体なんです。

 

webクリエートやフォトレタッチと違い、撮影そのものは常に現実の物理的な条件に晒され、様々な状況(それは決して好条件とは限らない)と向き合い続けなきゃいけない。desktopでは絶対に成立しえない世界なんです。そこら辺の事情もあってか、webクリエートにおいて撮り下しは、ちょっと引かれていて、どちらかといえばレンタルフォト志向(暴力的には写真の無断使用)が基本になっているように見受けてしまうのですが、そこはやはり是非撮りおろしでwebクリエートして頂きたいと願い、今回のテーマとなるのです。

 

 

例えば「海」

 

上記の写真は石川県能登半島珠洲市あたりの某海岸なんですが、海の色身や透明度なんかは僕の記憶的には沖縄宮古島あたりのに近い、日本海なのに全然南国の海みたいな色身の印象なんです。

 

ただ、空の青みの深さが若干違う、その一点が珠洲の海岸足り得ている写真なわけで、それは紛れも無い事実なんですね。

 

きっとその事実は珠洲の人でも知らないだろうし、行って実際に撮影している僕しか知らない。ましてや、もしdesktopのレンタルポジだけでwebクリエートしてしまえばそのページは単なる妄想の羅列にしか過ぎなくなるのは当然で、結果PCを覗き込んでいるユーザーにしてみれば、そのサイトの印象が珠洲の印象になってしまうでしょう。

つまり誤った記憶が植え付けられてしまう訳で、何のための紹介=HPなのか本末転倒な結果になってしまうわけです。

 

 

裏を返せば、実際に撮りおろされた写真で構成されたHPならば、言葉にならないリアルな感動をユーザーに届けることだって可能なんです。

 

それはすぐ数字に目に見える結果には現れないでしょうが、ユーザーの脳内にはきっと素晴らしい印象=光の記憶が残って行くことでしょう。

 

つまり、どのような内容のサイトでもオリジナルで撮り下ろすことで、記録ではなく、記憶に残るサイトを制作することが可能なんです

 

 

そういうリアルを現実化する術がweb制作にある事実に気付いているクリエーターは未だごく僅かだと思われますので、

是非、正しい写真技術を身に付け撮り下し、

実際の光=記憶の光=web上の光 を 統一することによってもたらされるバイブレーション効果による、新世界のためのwebクリエートにも挑戦して頂きたいと思います。

 

同時多発、地域ごとにそういう完成された記憶の記録重視型のサイトが出来れば、きっと何かが変わるはず、と信じていますし これからの地方分権化されるであろうこの国にはそういうサイトが必要なのでは!?と感じずにはいられません。

 

(たとえば、その時ごとの村の長老の語り部と美しい風景がシンクロし続けるサイトとか。きっと100年後とか計り知れない価値が出てくると思うのですが)

 

将来に渡って、完成されことなく進化し続けるであろうwebクリエートの世界に写真を使った光への道=記憶の記録があってもよいのではなかろうか、と思う今日この頃。

 

 

震災後の新世界ではきっと新しいジャンルを生む勢いがwebの世界にも必要で、それはこれから出て来たりするんでしょうね!!

 

 

 

 

 

 

 

 

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2011年

5月

05日

写真技術 好きなモノを撮れ

 

 

 

 

写真技術 好きなモノを撮れ

 

毎度毎度なんですが、あくまで「何を撮りたいのか」が一番大事なんですね。

なので基本に戻り「好きなモノを撮れ!」です。

 

いま、GWを利用して地元兵庫県に戻ってます。

あさって以降 作品「神座」の最終部分の撮影のためなんですが、あいま神戸での買い出しでお友達のaiちゃんとお茶してた時の光がグッと来た!ので撮影させて頂きました。

 

上下ともにカメラはキヤノンEOS7D EF50mmf1.8 RAWデータで撮影後adobe camerarawにて現像処理後 photoshopCS5 にて画像処理してます。

基本編で講義した内容およびお薦めの機材で撮影してるだけで、その他の写真技術は使用してません。そのまま実践してるのみです)

 

 

 

 

まずは上の写真、撮りっぱなしのRAWデータを展開したのみのデータです。

結果的に「スイーツが好きな僕の感情」を表現するためのプロセスを解説していきます。

 

添付されてる撮影データを見てみますと2011/05/03 – 17:45となっています。夕方の時間なので、基本自然光の色温度は高め=青い光になってますのでそれを避けるため、ホワイトバランスは日陰モードに設定してます。絞り優先AEでF2.0のほぼ開放、つまりボケを意識的に使用しながら撮影してます。

 

cameraraw の現像設定データは以下の通りです。

 

 

赤線枠内しか調整せず、他はディフォルト設定です。

 

ハイキーにするため現像時+1,4EVオーバー目に

オーバー目になったデータの高輝度部分情報を無くしてしまわないよう、白とび軽減の数値はいっぱいの100に設定してます。

 

 

つぎに気持ちの寄りを再現するため、EF50mmの最短撮影距離45cmでは寄り切れなかった部分をトリミングにてズーミングしてあげます。

 

トリミングを意識した撮影はカメラが高画素化した現在では非常に有効な撮影技法で、今回みたいに寄り切れなかったりする場合でも望遠レンズを使ったのと同じ効果を得る事が出来ます。

 

 

このままでも悪くはないのですが、あの時の甘い記憶からはちょっと距離があるので、そこはトーンカーブでピリッとコントラストを挙げて上げる事により記憶を呼び覚ましてあげます。

 

 

 

これでやっとあの甘い感動を再現することに成功しました!

 

 

 

 

 

ここでも逆光ボケ=愛 な感じです。

 

そう!料理写真も愛が大事なんですね!

 

 

では次は人物写真編へ移ります。

 

撮影データは全く同じ、現像データも全く同じ、こちらはトリミング無しでこの感じなんです!

 

 

 

人物写真なのでここではトーンカーブは無しです。

 

 ここでも逆光ボケ=愛 aiちゃん!?

 

aiちゃんは神戸で読者モデルで何回かの雑誌出演もあったので、ばっちりこの感じです。

 

「好きな感情の写真」は非常に答えが明確なので、フォトディレクションの基礎練習には一番適してると思います。

また、紙媒体、web媒体問わず、大きな反響を呼べる写真素材だと経験上確信しているので、是非見に付けて頂きたい写真技術だと思います。

 

aiちゃん、ご協力ありがとうございました!!

 

 

 

 

 

 

 

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2011年

5月

04日

写真技術 偏光フィルター

 

 

 

 

 

 

写真技術 偏光フィルター

 

 

いま、能登半島で撮影終わって次なる目的地移動中なので早速撮って来た素材で一つ。

 

光っていうのは乱反射で ぐしゃぐしゃしてるんですね、基本的に。

なのでそのぐしゃぐしゃを いかに解釈するか、でその写真の評価は決まる!と思っているんですが、

たった一個だけ光を整理できるフィルターがあるんです。

 

それが偏光(PL)フィルターです。

 

基本的にフィルターワークは大嫌いなんですが、このフィルターは乱反射した光をある方向のみの光に変換してくれる魔法のフィルターなんで、唯一僕のカメラバックに入ってるフィルターなんです。

 

上記の写真、能登半島の先端にある名も無い泉なんですが、そこからニョキニョキ生える雑木の光にそこはかと無く神秘を感じシャッターを押したのですが、結果水面の乱反射が勝ってしまったので、今一そのビューポイントがずれてしまっちゃいました。

 

そこで偏光フィルターで光の方向性を整えてあげたのが以下の写真です。

 

 

 

 

どうですか!?画面下部の枯れ草の部分の乱反射した光を整理することで一番見せたい画面中央部の雑木の光がビューポイントになることによって、ぬかるんだ能登の光が再現できてるよう見受けませんか!?

 

水面などの鏡面は乱反射が増幅されちゃうので、光の整理整頓が必要なんです

 

ただし、よく技術書にありがちなある種のトーンを狙ってのこのフィルターの使用は厳禁です。(三好和義さんなどの写真のまねにしかならないので)

 

逆光、順光、半逆光などに加えて、鏡面の整理整頓を是非意識しながら撮影してみてください。

 

光の方向性を変えるなんて、結構大それた事実に気付くはずですから。

 

 

 

 

 

 

 

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2011年

5月

03日

写真技術 視点

 

 

 

 

 

写真技術 視点

 

 

上記のB全ポスターは2003年10月東海道新幹線品川駅開業時のものです。

AD は Mr.広告賞で有名な中澤真純さんで、約半年前の3月からこの撮影は始まりました。

 

当時の真純さんはこの作業をずーっと担当されてて、どうすればお得意様の目先を変えられるか、という一点で勝負されている尊敬されるべきADでいらっしゃいました。(現在は大企業のブランディングを担当されているCDでいらっしゃいます)

当然この時のお客様でいらっしゃる東海旅客鉄道㈱は保守的な企業なので、そこをいかに説得出来るか、で実力を問われるシビアな世界なんです。

 

そんなシビアな世界なのに、なぜ 僕が抜擢されたか、と言えば

それは中澤さん自身が目先を変えるために、遭えて実績もあまりない新人カメラマンだった僕を起用した、ということなんです。

(その年の年賀状の写真が気に入ったから、とは彼の言葉ですが)

事実、担当CDからは「インパクトが欲しいから十文字美信さんにお願いするよう要望」があったらしいのですが、そこは諸事情もあり、僕が担当することになったのです。

(結局GRキャンペーン第一回第二回のみ僕が撮り、第三回目はタレントのTOKIOさんだったので坂田栄一郎さんが撮影されました)

 

 

通常、鉄道専門のカメラマンのストックフォトを起用することが多いらしいのですが、それでは当時デビューしたばかりの700系新幹線が格好良く見えてない、というか お得意様の中でも700系の顔つきに対する好みが別れていたらしいいんですね、

 

つまり新しい見せ方の写真で品川駅の登場感をだそう

 

この企画の肝はその一点のみ、だったのです。

 

さあ、そこは腕の見せ所、と行きたい所なんですが、列車の撮影というのは規制だらけ、特に東海道新幹線はセキュリティが厳しく、まっすぐ見えそうな建物では絶対に部外者を入れないよう、そのビルの管理責任者には国からお達しがでてるんですね。

 

だからおいしいアングルが撮れるであろう建物は全て撮影禁止区域なんです!

そんな状況だったので実は場所探しに2週間以上かかり、結局法の目をかいくぐれそうな建物をやっと探し出し本番に挑みました。

 

上のポスターはある建物の屋上から300mm+テレコンで600mm、当時画期的最先端デジカメだった EOS1DS で撮影したんですが、上がったポスターに粒子がなくて驚愕した記憶があります。

(B全ポスターをデジカメなんて、まだほとんど出てなかった時代ですので)

 

このカットに関しては「見た事無いのに格好いい!」とお得意様からも大好評で、史上はじめて広告原稿の写真が時刻表の表紙に抜擢される結果となりました。

やはり俯瞰の700系はその道の専門家からもインパクトが強かったみたいですね。

 

 

下のカットに関しても、相当場所探しに苦労しました。

なんせ広角レンズの歪みでロングノーズを歪ませつつ、背景には都会を入れよう!と決めていましたので。

当時、合成前程で話を進めるのは「降参も同然」という雰囲気が電通映像制作部内に蔓延してたので、僕も負けじとこの打ち合わせで「合成はありえない!」と突っ張った記憶があります。

打ち合わせ終わり終わってから一人で「どーしよ〜」となったのは当然ですが(笑)

 

この場所も、秘密なんですが、開発途中の土地だったので、国も警察も管轄外という場所。。たまたま見つけて調べたらその結果だったんです。で、JR的には許可がでて、奇跡的に撮影できたんですね。多分今じゃ無理な場所のはず。

 

まあ、幸運こそ実力、です。(爆笑)

 

微妙な鉄条網の隙間から 広角24〜28mmの間くらいの焦点距離で撮影してます。だからかなり電車が近くて、しかも広角なんで連射できず、一発必中で撮ってます。

700系もほとんど走って無かった時代なんで、一枚シャッター押したら、次来るのが二時間後、とかwww

 

今でこそロングノーズ、ビョーンと伸びた新幹線のポスターとか普通なんですが、当時は誰もやってなかった。そういう未開の地を開拓してこそ価値があると思っていたので、苦労した分、満足度の高い作業ではありました。

 

 

なによりも常識を越え視点を変える事の重要さを学ばせて頂けた作業です。

 

みなさんも不意に俯瞰で見下げたり、真上を見上げたりした写真を撮ってみて下さい。きっと世界観が一発でひろがるはず!です。

ちょっとした事で世界は変化する!んですね。

 

かたまりがちな視点こそつまらないものはありません。

視点を変える事で世界を変える事 に是非チャレンジして頂きたいものです。

 

 

 

 

 

 

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2011年

5月

01日

写真技術=撮影技法のみではない 

 

 

 

写真技術=撮影技法のみではない

 

 

 

写真技術とは決して撮影技法のみではありません。

 

(もちろんそれは含みますが、その手の技法はネットや本に五万と有るのでこのblogでは割愛します)

 

このblogでは、「光」という知っていそうで全く知らない存在の扱い方や距離感を講義する、のがその目的です。

 

例えばストロボのライティングなども光の扱い方ならば、PCのモニタをライトボックスと捉えフォトショップを駆使して写真を仕上げるのも光の扱い方なのです。

 

どういう風にすれば良く伝わるか、その答えは あなたの自身の中にしか答えは無いのです

 

逆に言えば、あなた自身の中からの答えの導き方を講義しているのが、このblogの役目になるのでしょう。

 

実践的に#001~009を繰り返せば、きっとその意味を体感するのが可能です。

 

つまり撮影現場の光、デスクトップ上の光、ココロの中の光をシンクロさせるようになれるのです。

結果的にその伝わる力は無限のパワーを持ち得るでしょう。

言葉にならない感情は光をコントロールすることによってのみ伝わるのです。

 

 

 

 

次回以降、毎回一枚の写真を丁寧に解説しながら写真技術とその実践を講義していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2011年

4月

29日

写真技術=光を読む

 

 

写真技術=光を読む

 

 

光を読む、というのは写真技術に於いて最も基本的な行為です。

全ての流れはここから始まりここへと戻ります。

 

例えば日常の中の非日常の光。

デート中に彼女が見せる何気ない一瞬のしぐさにドキッとする自分は一体、どこの何を見てドキッとしたのでしょうか?!またその時の視線の移動や彼女との距離やまばたきの回数はどれくらい!?

 

そういう状況そのものが、全て糧となりフォトディレクションの基幹となります。

 

ここに同じ受講生の山口さんが撮影された桜の写真があります。

 

 

 

撮りっぱなしのデータですが、古墳に咲く桜はけなげで儚いですね!

しかし、山口さんは緑の色身が気に入らない、とのこと。

 

そこで僕がレタッチしてみました。

 

 

どうですか!

春先のけなげで儚い光が より増幅されたように見受けませんか!?

 

この上がりを見た当の山口さんの大満足な表情が僕には忘られませんwwww

 

解りにくいので拡大率あげてもう一度。

 

 

ちなみにこのレタッチにおいて色身はさほど重要ではありません

(色身はスパイス程度にしか触ってません)

 

最も重要なのは山口さんの草萌ゆるモノが好きな感情を写真上で再現することなのです。

 

そこで僕がフォトショ上で触ったのは以下の通りです。

 

 

 

背景のコピーにシャドーハイライト(シャドー35%)を46%通常で乗っけた以外のレイヤーは全て100%通常でのっけただけです。

 

 

ポイントを解説します。

 

 

まず再現したのは、萌ゆる感情=女子と会話している時の青春男子の視点の動き、つまり初デートの男子の視点の動きですwww


 

メインの桜(女の子)を大きくじっと見つめた後、照れてしまいまず左にそして そわそわしてすぐ右に それぞれ小さく移動させてます。

具体的には新規調整レイヤーのトーンカーブで適度に明るくした後、レイヤーマスクにグラデーション(円錐形)かけてます。この画像の場合、それを大小三カ所です。

人は見ている部分を明るく勝手に調整して見てるもんなのです。

 

そう、だれしも男子が経験したあの 恋にドギマギした時の視点の動きを画面上で再現したにすぎませんwww

 

これだけでも相当青春男子の感情には近づきましたが、まだ足りません。

 

木の幹のシャドー部の情報など、やや曇天なためのっぺりとした感じになり気味なため、光の立体感=透明感に欠けるのです。

皆が大好きなあの光の透明感が足りません。

 

なので ここで背景をコピーし、イメージ→色調補正→シャドーハイライトをシャドーのみ35%掛け(シャドーハイライトは新規調整レイヤーがないので、必ず元画像コピーして調整レイヤー化するクセつけてくださいね!)

元画像を起こしすぎないように不透明度で調整。結果的に46%通常でのっけて画面全体のシャドー部の情報を持ち上げる事により、より立体感を出したのです!

 

 

 

 

どうです!かなり近づきましたね! 

木の幹の情報が出る事により、よりトンネル効果が増して遠くから女子を覗いてる感も満載になりましたwwwwwww

 

しかーーし、ここからがプロの領域。

僕は色白の女子が好きなのです♬

 

なので特定色域の選択で 白色系つまりこの画面上の桜のハイエスト部分のY味を29%抜く事によりすっきり色白=萌え〜感を出しました。

そしてトドメ、イエロー系にマゼンタ+14%足しです。キヤノンのエンジンdigicはマゼンタ系を重んじる色相なので、葉っぱなどの緑などに深みが足りず、そこはそっと解っている大人が後押ししてあげることにより、大人の女に仕上げる事が出来るのです(爆笑)

 

 

 

 

 

で、やっと青春男子の儚い恋は成就したのです。

(プロの後押しによって)

 

 

 

 

 

いかがですか!?

 

これが僕のいう フォトディレクション術です。(ごくごく一部ですが)

そんなに難しい技術など必要なく、ようは自分のココロの中にある感情の記憶を調整レイヤーなどで再現してあげるだけ!なのです。

それが僕のいうところの「光を読む」行為なのです。


 

これで山口さんの想い出は一つ、僕の解釈によって美しく書き換えられる事となりました。

 

そう、人の思い出なんて勝手なものなんです。だったら美しく残す!その感情こそが愛なんです。

 

 

 

思い出は常に美しく

 

 

 

それが写真技術を使った光への道の第一歩なのです。

 

 

 

 

 

 

PS.山口さんへ

 

この写真、とっても山口さんらしい 素敵な写真だと思います♬

 

是非、今後はこの写真技術を使って身の回りの皆さんを撮影し、全員の美しい思い出作りをしてあげて下さいね!(特にご両親)

光は一瞬で通り過ぎてしまうものですので。。。

 

撮影データみました。ズーム105mm 絞りF4.5ですね!

35mmフルサイズの105mmは注視を越えて凝視の目線です。(105mm=やさしい凝視です。135mm以上はガン見になるのですがwww)

このくらいになると単玉のほうが相当有利なので、ぜひお持ちのマクロ100mmF2,8のL玉を有効にお使いくださいね!

絞り開放で撮れば、相当良い!はずですので。

 

ちなみに儚げな描写で定評のあるAi-Sニッコール105mm F2,5 (中古で15,000円ーくらい)を開放2.5で、ニコン→EFマウント変換して撮影すれば、完全無敵な仕上がりも得られますがwwww

(あの時代のニッコールの中望遠は色相が青いので切なく写るんだなあ、これが笑)

山口さんが見事、レンズ沼にはまってしまいますので、ご紹介のみに留めます(爆笑)

 

データ提供のご協力まことに有り難うございました!!

 

 

 

 

 

 

 

 

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2011年

4月

28日

写真技術=光の技術

 

 

ここから やっと本題の応用編に入ります。

 

それは写真技術=光の技術である ということです。

 

カメラ等は単なるガジェットなんで本来の技術とはその意味が違うのです。

 

 

とういうことは フォトディレクションとは光のディレクションということ。

おお、なんと大それた話なんでしょう。

 

 

だって「はじめに光ありき」なんですよ、だんな!

 

 

そう、普段なにげに見てる 「光」 とは全ての存在の基礎となる部分のコトなんです!!

 

 

あなたが今見えている、と思っている物事は単なる 

ある振動=ふるまい を光として視覚から脳内で電気信号処理して認識しているだけの幻想にすぎないのです。

 

(よよ、なんか違うセミナーみたいですか!?wwww)

 

 

例えば、猫の写真を撮ったとするならば、物体としての猫を撮ったのではなく、

猫に反射した光を記録したに過ぎないのです

 

おお、これぞ、パラダイムシフト、写真こそ世界を一瞬で変化させる魔法のガジェットたる所以なのです。

 

 

 


つまり 順光で撮られた猫 と 逆光で撮られた猫 では

猫の意味が違うのです!!!

 

(事実、絶対に見せられた側の印象は全く違います)

 

その違いこそがフォトディレクションの神髄です

 

 

 

 

 

さあ、光を操り 次元を越えて!!

 

 

Go into the light!!!

 

 

 

 

 

世界の認識を一瞬で変える「光への道」の始まりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2011年

4月

27日

写真技術 #4/12~26 総まとめ&next

 

 

4/12に始まったこの講義4/26までの二週間で基礎編は粗方の説明をしましたので 一旦まとめます。

 

 

「何がしたいのか」

「結果的に伝わるかどうかを強く意識する」

 

「好きなモノを撮れ」

 

「撮影時は色温度、ボケ、パンフォーカスを意識する」

 

「撮影時、押して相手をこちら側に巻き込む」

 

「カラーマネージメント=色管理が全てを支配するので必ずキャリブレーションをとる」

 

「rawで撮影し、現像時、複数のトーンをつくる」

 

「自分のデータをよく見返すこと」

 

「データの蓄積および検証」

 

   

「上がった写真から自分と向き合いココロの内側から自分だけの基準を見つける」

 

 

 

 

以上、繰り返し実行することで、撮影時の直感力があがります。

つまり現場でちゃんと目に見えない写真的な何かが見えるようになるのです。


その何かが、写真を飛び越え伝わる原動力になったとき、初めてその写真を見ている相手の感情が大きく動くのです。

 

 

そこまで勝負できれば、立派なトップクリエーションとなりえるでしょう。

次回以降、応用編に入ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2011年

4月

26日

写真技術 #単純に機材費について♬

 

 

ここはあくまで初心者がいかに写真やビジュアルコミュニケーションの本質を理解するか、がテーマですのでわかりやすく

 

そろそろここで機材にかかる費用=機材費の話でも♬

 

 

ようはここまで読んで頂いた皆さんならお気づきでしょうが、

 

あんまカメラの機種は関係ないんだな

 

というとこで 実際にどのくらいの予算でよろしいのか、というお話をば、軽く。

 

カメラは当然、デジタル一眼をおすすめしますが、中古で実は充分です。

(メンテ&保証&対応の丁寧さ&MAX低価格なんで中野のフジヤカメラが超おすすめです。)

 

コンデジならば、裏面照射COMS搭載で、歪み補正機能がついてるカメラならば どのメーカーでも おすすめなのですが、それだと結局中古の一眼と変わらない金額になるので だったらデジ一眼を この機会にぜひ♬

 

キヤノン 40D 50D 60D 7D

ニコン D90 D7000

ソニー α550   NEX-3 or 5   α55 α33

パナソニック GH1 GF1

 

中古でレンズ込み予算4~10万円なら上記のいずれか、がお薦めです。プロと同じ機材がその値段なら破格か、とww

 

キヤノン、ニコン、ソニーなら 純正50mmF1.8 を、

パナソニックなら 35mmF2 を(どのメーカーでもよいのでマウント変換アダプタつけて)

一緒に購入するのをお薦めします。

 

なぜならそのレンズの画角が 人間の注視しているときの画角に等しいので 非常に使いやすく被写体が浮かびあがる事うけあいだから、なのです。

 

また、レンズが明るいので非常に奇麗にボケます。しかも低価格で。

(レンズのみの実売1〜2万円)

 

ほとんどの被写体のメインカットが 実はコレ一本でも可能なくらい使い勝手が良いです。

(事実、僕もかなり稼がせてもらってます)


で、その組み合わせで#001好きなモノを撮る!

(その際は必ず絞り優先AE 絞り2.2〜2.5 くらいで)

 

息子さん、娘さん、友人、恋人、猫、犬、お父さんお母さんお爺ちゃんお婆ちゃん、兄弟、親戚、庭、花、草木、公園、大自然、カフェのお茶、スイーツ、今夜の食事から はたまたセルフポートレートでも とにかく 大好きなものをなんでも撮る!

 

それが例え練習であっても、後には必ず個人的大記録につながります。

 

だって注視の記録ですよ、そんなにわかりやすい感情なんてないじゃないですか!!

 


きっとやがてやってくるであろう別れのあとに残る愛した記憶の記録は、必ずや貴方のココロを救うでしょう。そこはガチです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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2011年

4月

25日

写真技術 #webでのビジュアル正常進化論

 

 

あ、そうそうちょっと話はそれちゃいますが360度撮れるコンデジ改造カメラで撮影された超パノラマ写真のサイト紹介しますね。

 

http://www.panoramas.dk/fullscreen6/f40-rio-de-janeiro.html

是非フルスクリーンにして画面上をクリックし続けながらクルクル廻してみてくださいね

 

もし、純粋に表現としてweb上での写真の進化があるとするならこちら側だと思ってます。

 

これにはどんな風景写真家も適わないでしょwwww

 

 

しかし行きてーな、リオデジャネイロ♬

 

 

 

 

 

 

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2011年

4月

24日

写真技術 #007~008 まとめ& webのカメラ論

 

ボケとパンフォーカスの写真の意味を解って欲しくてあえて紙媒体のお話で書いてしまいましたが要点をまとめますね。

 

もう一度#007~8の添付した写真を見比べて、その効果を心で体感してみて下さい!

 

つまり わかりやすく一気にその画面効果の違いをカメラの種類に例えて解説しちゃうと、 

 

ボケ=情感を刺激する写真=デジタル一番レフで撮影されたデータ

 

パンフォーカス=情報を視覚化した写真=コンシューマデジカメで撮影されたデータ

 

と、なるのです。

 

web画面上ではそんな解像度いらないので、一眼でもコンデジでも画素そのものには違いはなく、違いはボケるか、どうかだけなんですね。

 

具体的にHPで例えればカフェやラーメン屋さんやエステなどのサイトならデジタル一眼レフで撮影されたボケ味が最高の写真データが非常に効果的ですし、情報をしっかり見せたいだけの写真ならコンデジの写真データでも充分に有効なんです。

 

なのでwebでのフォトディレクションは その写真で伝えたいのが

情感なのか情報なのか から入れば間違いのないディレクションができるはずです。

 

当然ユーザーの感情が動いた方が有利に展開しますので、情感のあるボケ味を感じる写真=デジタル一眼カメラで撮影された画像 を多いにお薦めいたします。

 

 

 

 

 

 

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2011年

4月

23日

写真技術 #008 パンフォーカス

 

 

 

 

ボケの次には 当然 パンフォーカス=全ピント ですね。

 

現在の広告写真ではパンフォーカスの写真=合成写真が前程になります。合成だから感情直結型の写真にならないか、といえば決してそんなことはなく、しっかりとした色管理のもと、きっちり光の質と方向性および画面のパースペクティブをコントロールすることにより感情に訴えかける写真を制作することは可能なんです。

 

上記の原稿は TOYOTA トリノ五輪応援キャンペーン新聞30

段で4本つくりました。(他にスキージャンプ編、ボブスレー編があります) 2006年撮影です。 CD/ADは 畑野憲一さん です。

 

これ新聞30段(新聞見開き全面)なんで、かなり大きい紙を実際に切り抜いて首にかぶったりすることでフィギィアスケーターの気持ちになりきったり、実際手に持って逆さまになりエアリアルを疑似体験したり、というような仕掛け絵本使用になっている面白広告です。

(実際はそれをやってる人を見て回りが笑う、という裏コンセプトが。。爆笑)

 

当然。これだけ練られた企画ていうのは大好評で、

この年のカンヌ国際広告祭メディアライオン部門でブロンズ頂いたり、新聞広告賞を頂いたり その他賞レースをも総嘗めにした広告でもありました。

 

もちろんこの場合、僕の立ち位置ていうのは 素材を撮影しながら全体の絵作りを現場レベルでディレクションする、という撮影監督

というポジションで、こういう場合は フォトレッタチャーを誰に

するかで広告全体のシズルが決まってしまいます。

この時は日本No.1レッタッチャーと評価の高い栗山和弥さんが担当されました。

撮影自体も素材とはいえ手を抜く事など、いっさいなく スキー編は山梨県の鳴沢村スキー場の自然光で、スケート編は用賀10BANstでトップにストロボを直ウチで大量につるし、アリーナの光を再現して撮影しました。

そう、合成素材でもっとも重要なのは光の質と方向性なのです。

 

エアリアル編で言えば左右のストック、スキー板の雪質に対し、太陽光からの逆目の光の角度と、その光質の強さ、および雪の照り返した光とその質感が重要なポイントになります。

それは決してデスクトップ上で判断なんてできないのです。実際にロケに行きトリノの光を想像しながら自然光ベースで撮影するのが鉄則なんんです。太陽光の光はなにげに見えていますが、その複雑怪奇さに終わりも始まりも無く現場で見て判断するしか方法はないのです。

STでもできなくはないのですが、きっとその場合、感情に届くであろう面白みは半減されるのは確実でしょう。特に自然光の素材撮影においては、被写体から光源までの距離がもっとも重要なので、ロケでしかありえません。だって遠すぎるでしょ、太陽wwwww

 

逆にスケート編など室内光での素材撮影ではstで徹底した管理のもと、光の再現を都合良くコントロールするしか方法はないのです。

 

 

 

で、もう一丁。拙者撮影の原稿をば。

 

 

HONDAの軽自動車 NEW LIFEの前の型で2009年撮影です。

 

ADは 青木謙吾さん レタッチャーは 小川直之さん

照明が 野口博史さんです

 

車の撮影、しかもミニチュアとの合成によるパンフォーカスな絵作りなのでこのビジュアルの胆は

ずばり車の照明と合成後仕上がりとの一体感です。

 

レタッチャーの小川さんは京大工学部大学院でて、当時のCG合成ディフォルトスタンダード「ハイパーペイント」作ってた島精機に就職後、レタッチャーになられた バリバリな左脳をもちながら

静止画の情感表現に人生を捧げてるバリバリな右脳系のレタッチャーなのです。

 

で、照明は 大の友人でもある 野口くん。

(このページのフッター部分の写真、実はカメラ後ろにいるのが野口くんで、カメラ前にいるのが僕です爆笑)

車の撮影は写り込み命なので、その専門家集団にお願いするのが通常で、その一番巨大組織だったフォトム(今は解散)で僕と同世代ではNo.1照明マン。

こないだ授業中で出てた スポットあたってる日産のZ や レクサスの企業シリーズ、あとHONDAのヌルツヤピカな企業ロゴ(H の一文字のやつ)、最新のCR-Z やジョージクルーニーのオデッセイまで とにかく 車業界の媒体でゴージャスでピカピカしてる照明は 全て彼の手によるものです。

 

 

その小川さんと野口くんは別のレクサスなどの作業でも組んでいるので相性はバッチリ。そこに僕の世界観を乗っけて行くだけで絵は完成するのですが、やはりそこでもいつものごとく

「何をしたいか」が一番大事なんです。

手なんか全く動かさなくても「どうしたいか」を具体化する。

それがフォトディレクションなんです。

 

とはいえ、全体の設計図の構成、画角と美術との兼ね合いなど 具体的に廻さないといけないことは山盛りなので、そこはやはり経験という情報は不可欠なのですが。

実際この作業でも背景である人生ゲーム、パンフォーカスにするため手前からピンを送りながら撮影した15枚の素材をフォトショップ上で合成してたりします。それはあくまで背景だけの話で、車もボディやピラーや窓やなんやかや、全部、部分ごとにライティング変えて撮影しているので、全体ではかなり某大な数のレイヤー数になっています。

結果的に一発で撮られたようなインパクトのある上がりを目指し、店頭で目立つ!そこでも目的は一つなのです。

 

やはりどこまで言ってもデータの蓄積と分析がなによりも大切になるので皆さんも、きっちり撮影したデータを見返す癖を是非付けて頂きたいものです。

 

 

 

 

 

 

 


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2011年

4月

22日

写真技術 #007 bokeh/ボケ

 

拙者撮影の いまだ、池袋駅に貼ってあるこのB1ポスター連ばりシリーズ

 

ECD 大島征夫さん CD+PL 山本高史さん

そしてAD が 田中友朋さん 小島洋介さん という豪華スタッフなのですが、ビジュアル的な胆は何か。

 

ズバリ ボケあし なんですね

 

モデルの天田優奈ちゃんの 目とコピーの「Suicaでピピッとお買い物」以外はピントが無い。

 

つまりボケボケのB全ポスターなんです

 

そう、写真にピントって別になくってもいいんですよ。

むしろ無い方が見てる側に気持ちって、入り込みやすいもんなんです。

 

この同じECDとADで(カメラマンはケイオガタさん)サントリー角ハイボール 小雪さん編B倍ポスター作ってるんですが、そっちのほうが もっとピントがない てかどこにもピントが無いんです

でも お得意様もタレント事務所も 「むしろ無いからいい!」と太鼓判だったそうな。

 

本当のビジュアルコミュニケーションを知っている人たちは「何がしたいのか」がハッキリしているんです。

 

結果的にその方がお客様に気持ちが伝わることを熟知されているんですね。

 

 

 

そんで、もう一丁。

拙者撮影のB全ポスターを。

 

 

 

 

2005年撮影の明治製菓手作りチョコキャンペーンの宮崎あおいさんです。

当時まだ二十歳だった彼女はまだNHKの連ドラとかには出る前で、僕も当然彼女を知らなくて、現場で「初めまして」って挨拶したくらいで。

 

ADはキメゾー書いてる糸乗健太郎さんで、当初STで合成案出して来てたのを、「好きになる感情はやっぱロケでしょ♬」と僕が話をひっくりかえし結果的には横浜のハウススタジオで自然光ベースで撮影しました。

 

僕も糸乗くんと組み始めた頃だったので、「好きになる時のあのキュンとなる感じを出そう!」とかなり必死でwww

このときは かなり勝負をかけて ピントを浅くしました。

そうじゃないと好きな感じにならない!と読めていたので。

 

(当日の天候が良かったのと、彼女あてに本番前、ナント三大陸映画祭の主演女優賞を採った一報が入り、現場の空気がハナからハッピーモード全開だったのでかなり救われました記憶が有ります。

帰りがけ、車からわざわざ乗り出して僕宛に手を振ってくれたのが忘れられません。爆笑)

 

結果的に選ばれたカットには目にすらピントはあっていませんでした笑(スタイリストの藤井さんが特注で作ってくれた衣装、それもわざわざ付けてくれたボタンにあってますwww)

 

でもちゃんと感情にはピントがあっていたのでお得意様始め、皆様方にも大好評でビルボードや柱巻きやチョコスク(kioskの明治さん買い取り枠)にまで予定を上回る出稿量で掲出されたのでした。

 

以降、明治製菓さんとのご縁は続き、2006年度の沢尻エリカ編、2008年度の木下由樹奈、水沢エレナ編と三度もこのキャンペーンには呼んで頂くことができたのです。(ほか、キシリッシュ福山雅治鼻のOL編にも呼んで頂けましたw)

 

 

やはりここでも「何がやりたいのか」がハッキリしていたので、素晴らしい結果を得ることができたのです。

 

 

感情直結型の写真にピントはいりません。むしろピントなんて無い方がかきたてられる何かがあるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

僕が撮ったここ数年来でもっとも目に見えない何かが 

光臨した写真のうちの一枚ですwww

 

 

そのくらいものが写っちゃうんですね、ボケあしには。

 


ちなみに英語でもボケ=Bokehなんですね。

あの感じは英訳できないらしいw

 

 

 

 

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2011年

4月

20日

写真技術 #004~006 まとめ&more

 

講義の#004~006 をまとめます。

 

カメラにはこだわらないで上がりにこだわる。

 

自分の基準となる視点をもつ。(できれば単焦点レンズで)

 

ディレクションは全て自分の基準を出発点に考え始める。

 

そして、できるだけ押して相手をコチラ側に引きずり込む。

 

 

 

 

 

 

↑↑↑ この写真、パナソニックGH-1にマウント変換したAFニッコール35mm付けて撮ってます。バイブラントというパナ独自のド派手なカラーモードのjpg画像なんですが、玉(レンズ)が単焦点なんで、フイルムルックな仕上がりなんですね。神々しい描写をするので大好きな組み合わせでした。また、いま欲しくなる感じのトーンです♬

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2011年

4月

19日

写真技術 #006 レンズ

 

写真においてレンズは重要です。

 

しかし、真剣に選びすぎると、所謂レンズ沼というのにはまるのでこの講座は単純明快に

 

ズームレンズ or 単焦点レンズ か。

 

その一点に絞って解説したいと思います。

 

結論から書いちゃえば

 

ズームレンズ=相手の事情に沿わせるための撮影機材

 

単焦点=撮影者ありきで相手を事情に巻き込んで撮影する機材

 

なのです。

 

なので、しっかりとした意思を持たないでズームレンズを使うとあいまいな上がりにしか、仕上がりません。

ようはここでも同じく「何をしたいのか」が一番重要なのです。

 

とはいえ、このblogは初心者からのステップアップを目指しているので、そこはズームレンズでも大丈夫。

自分の本当の視点を発見するための撮り方、練習法を解説しましょう。

 

ここでも重要なのは撮影データの蓄積および検証です。

 

 

まずこれまで撮影したデータをなるだけ多くみましょう。

(できれば#001~003で解説したとおり繰り返し撮影された好きなモノを撮ったデータがベストです。確実に上手くなります)

 

そこで見るべきポイントはズバリ、撮影データ内にある「焦点距離」です。

普段なにげなく撮られた写真の中で、もっとも多く撮られている焦点距離=あなたの視野 なのです。

 

今度は、逆にその焦点距離に固定してなんでも撮影してみてください。そこで見えるものこそが あなた自身の視点なのです。

 

さらに次、あなたの視点で良く撮れる(良く写る)被写体を探しましょう。

 

それで、あなたの視点が生かされた写真の完成です

 

 

次回以降、フォトディレクションはすべてその視点を基準に発想するようにしましょう。カラーキャリブレーションを取ってモニタの基準をつくったように、あなたの視点の基準をつくるのがなによりも大切なのです。

 

そしてもう一丁!

 

相手をそのこちらの視点=事情に巻き込む押し、これが全てのコミュニケーション上、なによりも大切なポイントになるのです。

堂々とあなたの視点を主張しましょう。

(通らなければ即、紳士的に引くのも忘れずに笑)

コミュニケーションは全てこちらから投げるところからしか始まらないのです。

最後まで生き残るのは押しの強い人のみ。それは歴史が証明しているではありませんか!

 

 

 

 

↑↑↑  ちなみに僕が大好きな基準になるレンズは85mmです♬

 

7Dで使うんでちょい望遠、被写体までの距離は遠くなってしまうんですが その微妙に遠い距離感がもしかしたら今の僕には丁度よい距離感なのかも知れません。

 

特にEF85mmは切ない結像をするので一生手放すことはないでしょう!

 

3年前くらいに好きだったマイクロニッコール55mm(ヘッダーの写真で使ってたレンズ)は、その被写体までの距離が近いところが大好きだったのですが、ちょっと盲目になりぎみな事が多かったようで、僕も人間的にどうやら成長してきたみたいです(爆笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2011年

4月

18日

写真技術 #005 画像処理ソフト現像液考

 

デジタルカメラ=フイルム考の続き。

 

さて撮影されたrawデータ、このままでは一般的に表示されないので jpg や tiff など汎用性の高いフォーマットに変換しなければなりません。

 

そこで使用するのがAdobe フォトショップキャプチャーワンPRO

や添付されている各メーカーの処理ソフトなのです。

 

デジカメがフイルム、rawデータが写された光ならば、当然、処理ソフトは現像液にあたります。同じ光=データが全く違う表現として生まれ変わるのです。

 

ざざっとそれぞれの特徴を紹介しましょう。

 

Adobe フォトショップ→言わずと知れた定番ソフト。その後の画像処理を前提とした現像処理を施すので色のコントロールがしやすいのが特徴です。(よってプロのフォトレタッチャーに愛用者が多い)ただ、欠点として全メーカーのデータで同じ一つの色相を目指す処理傾向にあるので結果的に仕上がりが似通ってしまいがちな点があります。そういう意味でも汎用性ではNo1です。

 

キャプチャーワンPRO→プロ写真家の間ではディフォルトスタンダードな処理ソフト。連結撮影機能つきのPROと現像機能のみの

エキスプレスがあります。

連結撮影は純正ソフトでも対応できるので一般的にはエキスプレスで充分かもしれません。

上がりの傾向としては、全メーカー中もっともアナログ写真的=フイルムルックな仕上がりで、その結果は紙媒体でもっとも威力を発揮します。シャドーノイズが少ないのも特徴で、アナログから移行したプロがほぼ全員このソフトで処理しているのも納得できます。


ニコンキャプチャーNX2→隠れた銘ソフト。使い方にクセがあり使いやすいソフトではないのですが、独特の色管理と色調は隠れたファンが多いソフトです。いったんtiffに変換してあれば他メーカのデータも再処理可能なので、キヤノンのデータをキャプチャーワンで処理後、NX2でさらに再処理なんていう裏技も可能です。

友人のプロ写真家日比憲治くんは昨年この方法で某超人気アイドルのビジュアルブックを撮影してました。

ニコンユーザーならこのソフトのみで追い込むのも良いかもしれません。

 

他、ソニーのソフトは処理が早いなどの特徴がありますが基本色傾向はそれぞれのjpg画像に準じますので、基本的なソフトはAdobe フォトショップということになるのでしょうか。

 

 

 

ここでも色管理はすべてを支配します。

 

ぜひ、正しい基準のもと、トーンの調整をして素晴らしい仕上がりを目指して頂きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

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2011年

4月

17日

写真技術 #004 カメラフイルム考

 

さて、基本的な練習スタイルが見えた上でやっと実践編、カメラのお話です。

 

ですがしかーし、僕の講義ですので まともなカメラ談義のはずがない!www

 

皆さんがカメラだと思っているモノは、アナログ写真時代から撮りまくっている僕から見れば、実はデジカメ=フイルムなんです!

 

はて、どういうことか?? 

 

答えは簡単。

メーカーによって色に対するスタンス、解釈(色相、カラーバランス)がバラバラなんです。

(しかもカメラメーカー間による広告合戦の結果、ちゃんとしたスタンスで紹介されているカメラ記事が微小)

 

同じ風景がフジとコダックで別世界になるように、メーカーが違えばデジカメ画像だって別風景なんで、さきほどのデジカメ=フイルム という結論に達するのです。

 

そこで僕はフイルムを選ぶがごとく、もっとリアルで実践的なカメラ選びをこの考では紹介していきたいと思います。

まず、ざっくり。メーカー毎の特徴を、プロの視点から独断と偏見で。

 

かなり長くなりそうなのでこの章ではデジタル一眼上位三社+αを述べる事にします。

 

 

キヤノン→画像処理エンジンdigicが、まず一旦画像をぼかしてから処理する関係で甘めの描写になりがち。そこを逆手に取った緩めの肌再現が特徴のため、人物、とくにグラビア、ファッション系の撮影で重宝されているメーカーです。当然、色相上転んで行くベクトルはマゼンタ、レッド系の方向です。

連結撮影時の転送速度が速いのもプロが指示する大きな理由ですし、最近ではHDムービーカメラとしても動画業界標準カメラになりつつあります。

 

ニコン→画像処理エンジンEXPEED がキヤノンとは打って変わって、ぼかさない処理から入るために非常にシャープな絵が撮れます。加えてニッコールレンズが硝材から厳選され作られているレンズなので(日本ではニコンとフジノンの二社のみ)結像が優れ、処理エンジンともあいまって、きっちりかっちりした絵作りが特徴です。色相はメーカーカラーでもあるイエロー系に転んでいく特徴があります。ちょっとヤニっぽい描写は欧米系の光に向いているかもしれません。

連結撮影時の転送がキヤノンにくらべ、やや遅いので、人物のスタジオ撮影では注意が必要です。


ソニー→画像処理エンジンExmor(エクスモア)が非常に優秀で一番フイルムルックな処理をします。しかもソニーは日本一のCMOSセンサーメーカーなので(ニコン他、キヤノン以外のメーカはほとんどソニー製のCMOSセンサー)エンジンとの相性がよく、高感度も強いため絵作りの良さがずばぬけています。レンズもカールツアイスはじめ、標準のアルファレンズでさえ元ミノルタの設計陣なので非常に光を美しく捉える描写をします。数値上で優秀なのはニッコールなのですが、情感を捉える描写はソニーのレンズがずば抜けて素晴らしいです。光の再現にもっとも注力が注がれているメーカーです。

ただ、連結撮影がフラッグシップのアルファ900しか対応していないで、限られたプロしか使っていないのが現状です。

 

オリンパス→CCDサイズがフォーサーズという独自企画のメーカーです。画像処理、およびアートフィルターも独自企画なので、すこし癖のある描写をします。当初、コダック製のCCDを使っていた影響で今でもコダックフイルムルックな描写が特徴です。その辺りもあいまってカメラ女子や旅カメラとしては絶大な人気があるメーカーです。ズイコーレンズも優秀な描写をします。


パナソニック→こちらもフォーサーズという独自企画です。家電メーカのイメージが強いですが、中中優秀な描写をします。

特にHD動画撮影ではキヤノンよりもいい!と映画業界人うけのよいマニアックなカメラメーカーです。事実ダウンロード経由でビットレート書き換えらた改造タイプのGH2には強烈なファンがついているそうです。初期型のGH1も相当に映画カメラマン受けがよく、現在の中古相場約¥20,000−は相当破格かもしれません。動画中心ならば、間違いなくおすすめのメーカーだと思います。

色相に特徴があり、提携しているライカの色思想が反映されています。赤の描写が独特で派手目な色再現をします。

 

取り急ぎは以上ですが、プロ用のフェーズワン、リーフ 

アマチュア用のコンデジも フォトディレクション上、非常に大切な機材ですので別考でまとめて紹介します。

 

で、フォトディレクション上、ようはなにが一番のポイントになるか。

 

そう、それは画像処理エンジンが一番のポイントなんです。

 

そういう描写が結果的にユーザーやお得意様の感情を動かすか、どうか!?

 

ぼくのカメラ選びは そこ一点! なのであります。

 

みなさんもフイルム選ぶようにカメラを選べれば、もっともっと手っ取り早く欲しい絵が得られるかもしれませんね。

 

 

僕はあまりカメラを重視しませんので、それぞれの詳細は

デジカメウオッチなど覗いてみてくださいね!

 

 

やはり一番大事なのは「何をしたいのか」その一点なのです。

 

 

 

 

次回 引き続きカメラのお話+αです。

 

 

 

 

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2011年

4月

16日

写真技術 #001~003 まとめ&ブレイク

 

講義の#001~003 をまとめます。

 

 

大好きなモノをrawデータで色温度を意識しながら撮る。

 

カラーキャリブレーションのとれたモニタでrawデータを色温度をいろいろ設定変えながら現像処理。数パターンのトーンの写真を作る。

 

で、その上がった数パターンの写真と じっと向き合うことで、お気に入りの一枚=新しい自分 を発見する。

 

その新しい発見した自分をもとに、また大好きなモノを撮る。

 

 

以上、その繰り返しで撮影データをためるコト。

 

で確実に写真は上手くなります!

 

 

やはりポイントは「好きになる感情」と向かい合う、ということでしょうか。

 

恋愛で人間的に成長する、というのと 上記のプロセスは凄く似ている気がします。

 

どちらも基準を持つ事で圧倒的に優位に立てる!というのも そっくりですね!

 

(仮に失敗しても成長のきっかけを頂けるわけだし、絶対に損はしません♨)

 

勇気を持ってバンバン押し出していきましょう!

 

 

次回やっとカメラ機材などのお話です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2011年

4月

15日

写真技術 #003 色温度

ちょっと駆け足で色管理の話書いちゃったんで結構???な方はいらっしゃるかも知れません。

おさらいすると、購入したままのPCモニタは色管理がされていないので、表示されて見えている色っていうのが 実は真っ赤な嘘っけの色である! という問題です。

 

くわしくはコチラのページ見て下さいね。

 

で、カラーマネージメントがばっちりできてるモニターはすでにある、という前程で撮影技法について次の段階のお話をしたいと思います。

 

次なる重要な写真技術は 色温度 です。

 

 

 

 

 

 

大体2,000ケルビン〜10,000ケルビン位まであり

 

光の色温度が高いと青く、低いと赤いので 写真においては逆の色身で補正することで結果的に18%グレー(標準色)に持って行くことが可能です。

 

つまりデジタルカメラの設定に於いてはケルビン数が低い程青く、高いほど赤く補正する事で結果的に色身の転ばない画像を得る事が可能なのです。

 

 

なのでここではその補正値を逆手に取った撮影技法を使ってみましょう。 

 

 

 

 

 

 

これは先日撮影した桜で、rawで撮影した後 adobecameraraw にて現像処理したものです。

 

設定色温度 5,250K  いわゆる太陽光の色温度です。

 

自然にナチュラルな色身が再現されています。

 

 

 

 

 

次、同じデータをcamerarawにて処理

 

今度は設定色温度 9,000K です。 約4,000K分 赤みのかかった色調です。

 

正しいグレーは再現されていないものの、暖かみのある色調になっています。

 

実際、お花見で酔っぱらうとこういう風に見えてるかもしれませんね。

(↑こういうのを記憶色といいます。)

 

そういう記憶色で撮影するのは全然ありで、ようは見る側に訴えかけるようなイメージをフォトディレクションするという事が大事なのです。

 

アンバー(赤味)系のフィルタリングはよく使われているテクニックです。

 

 

 

 

 

最後に同じく現像処理

 

今度は設定色温度 3,200K です。 約2,000K分 青く補正されています。

 

記憶色としては急性アルコール中毒ですね!急いで運ばねばwwww

 

 

 

 

ということで同じデータからでも色温度を変化させることにより何種類ものトーンを作り出すことが可能なのです。

 

必ずしも適正な色温度で撮影することなど気にすることなく

「何が撮りたいのか」というテーマに沿ったディレクションをすることが何よりも大切なのです。

 

いろいろ撮影モードがある中で、撮影時もっとも重要なのは色温度。それを意識して撮影することにより飛躍的にイメージを広げる事が可能なのです。

 

 

なので、今後はrawデータで撮影し 画像処理の色温度でトーンを追い込むという訓練をしてみて下さい。

 

そしてそのデータを積み重ねる事により、きっと必ず好きな色温度が出て来るに違い有りません。

そしてら次はその気に入った色温度に固定して何でもバシバシ撮影してみましょう。

 

 

きっとそれらの写真にはこれまで気付かなかった あなた自身が写ってくるはずです。

 

つまりそこであなたは新しい自分を発見するのです!

 

 そのことでまた一つ売り込める自分が新たに誕生したのです!

 

だから写真は楽しくて止められない!のであります。

 

 

 

 

 

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2011年

4月

14日

写真技術 #002-2 色の管理続き

で、引き続き色の管理について、です。

 

それくらい大事なんです。色の管理。

 

普段よく色管理出来てない環境下でプレゼンさせられそうになったりするときは 無理くりシネマディスプレイ持っていってプレゼンしたりしてます。

 

なぜなら見ている方=お得意様は常に気分でしか映像を判断できないからです。

 

(そんなお得意様の気分一個で飯が食えるか食えないか、がきまってしまう。それがリアルな現実です。だから命はってでも色管理なのですwww)

 

 

で、実際問題どうか、と いいますと ノートパソコンの液晶では輝度差があるうえ、最後までキャリブレーション取りきれないので、正確な色管理はできません。

(具体的にはR,Gはそこそこ取れるのですがBが絶対取れません。それは全メーカー共通。てことはYかぶるんです)

 

windowsは設計思想に色管理がなかったのでもっと映像制作にはむきません。その辺のことも再びコチラのサイトで確認してみてくださいね。

 

なので現実的にはキャリブレーション取れたシネマディスプレイか、それ以上のモニタ(取れてればwindowsもありですよ)がマストに必要です。で、そのモニタこそがフォトディレクションに於いて基本的に向き合うべき相手なのです。

 

じっと色管理されたモニタに向き合い写真の上がり=自分自身と対峙する。それこそがフォトディレクションの基本姿勢なのです。

 

 

 

 

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2011年

4月

13日

写真技術 #002 色の管理

まずは感情に訴えかけた初回の講義はいかがだったでしょうか?!

 

やはり映像は理屈ではなく感覚でみるもの。どこまでいっても情感からは逃れられないのです。きとんと自分の感情と向き合いましょう。

 

 

さて第二回。

 

機材の話から入ると思うでしょ!?

でもね、違います!

 

映像制作において最も大切なのは 撮影機材などではなく モニタなどの確認環境なのです。

 

つまり色の管理=カラーマネージメント。

 

みなさんはどのようなモニタで写真を見ているのでしょうか!?

 

mac or windows , 液晶 or CRT,  いろいろバラバラな環境できっと見ている事のほうがほとんどでしょう。

 

デジタル撮影時代の今となっては、そこに最大にして最も無視されがちな大問題があります。それがモニタキャリブレーションの問題なのです。

つまり購入したてのPCモニタはカラーマネージメントしない限り、嘘っけの色身を画面上に表示し続けちゃう!という問題です。

 

(くわしくはコチラのページみてね)

 

だから具体的な話だと、よく初心者は基準のないまま、好き勝手な色環境の中で勝手なトーンを思い込みで作ってて、自信作として発表するものの結果的に他人のモニタでは色身が違うために本意が伝わらず評価されないので落ち込んでしまったりしてます。

本来の色味ではないので伝わらなくて当たり前なのに、それを撮影機材のせいにしちゃったりしてたりする。で、つぎ伝わらない原因が機材だと思っているので、新たに機材を導入して新作を発表するものの、やっぱり伝わらない。でまた、機材購入、という悪循環。結構現実の写真界ではありがちな話です。(それはプロでもあったりしますからね=)

 

そう、キャリブレーションツールが高価なために、誰もが導入できる機材ではない!からそういう悲劇が起きちゃうのです。

 

実際業界標準の アイワン はRGBプリンタまでキャリブレーションとれる
i1 Basic RGB Output Module バンドルセット 

¥168,000- もしちゃいます!簡単な金額ではないので大概のアマチュアは目をつぶってやりすごそうとしますが。。。

 

プロ業界人の貴方ならさて、どうしますか!?

 

 

 

 

答え===

 

そこは皆さん、頑張ってキャリブレーションツールを必ず導入してください!

 

共同購入でも、知人に借りるでもなんでも良いのでとにかく導入です!

 

まず基準をつくって写真を撮らないと全てははじまらないばかりか、やみくもに作ってしまえば結果何もかも徒労でおわってしまう可能性大なのです。

 

 

 

 

 

逆に無事に導入することが出来たのならば

 

それは写真に於いて同業他社に勝ったも同然です。

 

なぜならあの色味=写真のトーンの迷路から 抜け出すのに成功したのですから。

 

そうしてやっと王道のちゃんとした写真技術のスタートを切ることができるのです。

 

まずきちんとした色味=写真のトーン基準を持つ。それには徹底した色管理=カラーマネージメントが不可欠です。

 

プロとしてユーザーやお得意様の感情を突き動かすにはしっかりとした立ち位置から誠意あるコミュニケートしないとビジュアルコミュニケーションは成立しないのです!

 

表面上のコミュニケーションでやりすごしてしまえば、それなりの結果しかでないのは自明の理でしょう。

過当競争なこの時代、制作業界で生き残るためには必要な場所にきっちり資本投下しましょう。

 

極端な話、キャリブレーションなしモニタで使う高級デジ一眼レフのデータよか、キャリブレーションありモニタで使う中古一眼デジのデータのほうが圧倒的に勝ちに行く画像を手にすることができるのです!とくに解像度の低くて済むweb画像ではね!

 

次回引き続き色の管理の問題を講義したいと思います。

 

 

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2011年

4月

12日

写真技術 #001 好きなモノを撮れ!

最初はまじめに光について語ろうか、なんて思いましたがそんなことから入ると息苦しくて溜まらないので 一番手っ取り早く しかも確実に上手くなり かつ写真の本質を突く撮影技法の話から講義しましょう。

 

それはズバリ「好きなモノを撮れ!」です。

 

なんで写真を撮りたいか、といえば 古今東西、そりゃ好きだからに決まってるでしょうwww

 

事実、好きなモノを撮れば確実に上手くなります。

そう好意は確実に写真をよくする!のです。

 

だって好きな相手だと恥をかけないから背伸びしてでも頑張って撮るでしょ!?相手も嫌じゃないからオッケーだしてるわけだし。

 

て、ことで記念すべき一枚目の写真の解説はこのブログのヘッダー部分の写真にします!(この写真気になったでしょ!?)

 

この写真のモデルになってくれてるのはお友達の 林みかこさん です。彼女、とにかく食べっぷりが良い!!一緒に食べてるこっちまでハッピーになってくる♬ てことで渋谷の超ウマ焼き鳥屋もそこそこにコージーコーナーにてケーキ大人買い(約20個!)そのままカラオケboxへ向かったのでした。

 

別に写真目的で飯に行った訳でないんですが、たまたま仕事帰りだったために機材はあるし、なんか訳解んないけどその食べっぷりがどうしようもなく撮りたくなったんで、ご協力頂いた次第なのです。

 

何時何時でも撮りたいときが撮り時 これもとっても大事な要素ですね!

そういう乗ってるときは確実に良い写真が撮れます。

 

で、なにが大事か、といえば その良い写真を撮ってるときの光、機材などの撮影条件がそっくりそのまま別件撮影に応用が効く!というところです。

 

写真は化学なんで次回のってないときでも、条件を合わせれば底上げ式に良い写真が撮れる可能性が上がります。どんな気分でも一定以上の上がりを提供するのがプロの仕事。

なのでアマチュアとの違いはまず経験値なんですね。圧倒的に撮影データを持っている。更に上手いプロはコミュニケーションの経験値もプロ級である。道理で良い写真が上がって来る訳です。

 

なので撮影後セレクト時に必ず撮影データを見る癖を付けて下さい!

 

 

 

ちなみにこの時の機材は NikonD3X にマイクロニッコール55mm絞りF2.8開放で シャッタースピードはオートのAE、感度はISO1600にて撮影です。

ちょっと映画っぽいトーンはこのマイクロニッコールレンズの特徴なんですね!特にトーンは触ってませんから。(ちなみにrawデータで撮影、アドビcamerarawにてjpg変換してます。)

よくトーンをいじりすぎてるアマチュアの方が多いのですが、そこは要注意ですね!基本良い写真はどんなトーンでも良かったりします。つまり大事なのはディレクションなんですね。

「何を撮りたいのか」がハッキリしている

ものを造る本質はこれにつきます。自己満足では他人には伝わらない。ハッキリいいきっちゃうのが大事なのは何事も同じですね。

それはやはりコミュニケーションの問題です。技術はむしろ後付けでいい。特にデジタルになってからはそこが顕著だと思います。

そういう意味でも「好きだから撮る!」は目的がはっきりしててよい!と思うのです。

 

ということで次回第二回は実際の作業部分、カメラ、レンズ、raw現像=色変換、辺りの話をしようか、と思っています。

 

それでは、また。

 

 

 

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2011年

4月

11日

写真技術 #プロローグ ごあいさつ

                              こんにちは。

 

   Director of Photography =  撮影監督 の 

    座田学(さいだまなぶ)と申します。

 

この度、web師匠である手代木潔氏の導き、および受講同期の方々のリクエストも有り、写真および撮影技術に関する blog を始める事に致しました。

 

アナログ写真を15歳のときに始めてから今年で25周年。大きく時代は動きましたが、紙だろうがwebだろうが、銀塩だろうがデジタルだろうが写真は写真、つまり光の記録です。

写真というのは不思議なもので、その時々の光を記録することにより、ありとあらゆる全ての物事を(それは撮影者自身の心理まで含み)写し出したりしますし、

また、光をコントロールすることにより、被写体自身の存在感をより輝かせることで、新たな発見や感動を写し出すこともできたりする魔法のガジェットでもあります。

 

ですからココではカメラの撮影技法のみならず光のコントロール及び思想まで含んだ写真全ての要素をまとめて写真技術として講義してまいりたいと思います。

 

難しいことはありません。どうかココロの扉を開き、楽にしてこのblogを購読して頂ければ、きっと撮影の上達はもちろん、ありとあらゆる全ての光を愛おしいと感じることが出来るようになるでしょう。

そしてそのことで皆さんのココロが豊穣な光の海にならんことを願ってやみません。

 

ひとつ長い目で、おつきあい下さいますよう よろしくお願い申し上げます。

 

 

                    座田学

 

 

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