2011年

4月

18日

写真技術 #005 画像処理ソフト現像液考

 

デジタルカメラ=フイルム考の続き。

 

さて撮影されたrawデータ、このままでは一般的に表示されないので jpg や tiff など汎用性の高いフォーマットに変換しなければなりません。

 

そこで使用するのがAdobe フォトショップキャプチャーワンPRO

や添付されている各メーカーの処理ソフトなのです。

 

デジカメがフイルム、rawデータが写された光ならば、当然、処理ソフトは現像液にあたります。同じ光=データが全く違う表現として生まれ変わるのです。

 

ざざっとそれぞれの特徴を紹介しましょう。

 

Adobe フォトショップ→言わずと知れた定番ソフト。その後の画像処理を前提とした現像処理を施すので色のコントロールがしやすいのが特徴です。(よってプロのフォトレタッチャーに愛用者が多い)ただ、欠点として全メーカーのデータで同じ一つの色相を目指す処理傾向にあるので結果的に仕上がりが似通ってしまいがちな点があります。そういう意味でも汎用性ではNo1です。

 

キャプチャーワンPRO→プロ写真家の間ではディフォルトスタンダードな処理ソフト。連結撮影機能つきのPROと現像機能のみの

エキスプレスがあります。

連結撮影は純正ソフトでも対応できるので一般的にはエキスプレスで充分かもしれません。

上がりの傾向としては、全メーカー中もっともアナログ写真的=フイルムルックな仕上がりで、その結果は紙媒体でもっとも威力を発揮します。シャドーノイズが少ないのも特徴で、アナログから移行したプロがほぼ全員このソフトで処理しているのも納得できます。


ニコンキャプチャーNX2→隠れた銘ソフト。使い方にクセがあり使いやすいソフトではないのですが、独特の色管理と色調は隠れたファンが多いソフトです。いったんtiffに変換してあれば他メーカのデータも再処理可能なので、キヤノンのデータをキャプチャーワンで処理後、NX2でさらに再処理なんていう裏技も可能です。

友人のプロ写真家日比憲治くんは昨年この方法で某超人気アイドルのビジュアルブックを撮影してました。

ニコンユーザーならこのソフトのみで追い込むのも良いかもしれません。

 

他、ソニーのソフトは処理が早いなどの特徴がありますが基本色傾向はそれぞれのjpg画像に準じますので、基本的なソフトはAdobe フォトショップということになるのでしょうか。

 

 

 

ここでも色管理はすべてを支配します。

 

ぜひ、正しい基準のもと、トーンの調整をして素晴らしい仕上がりを目指して頂きたいと思います。