2011年

6月

18日

写真技術 スライドショー検証

 

写真技術 スライドショー検証

 

写真中心のサイト制作においてスライドショーは必須です。

ここではプロ写真家の目線におけるスライドショーおよび動的スクリプトの検証をしてみます。

 

まず、動的スクリプトといえば、java か flash かという事になるのでしょうが写真家がその目線を語る場合、現在プロ写真家サイトの標準はflashになっています。

 

iphone,ipadもそこそこの見せ方はできるのですが、flashと比較検証した場合、その動的スクリプトの制限が大きいのは事実です。

(NYあたりではアプリごと開発してフォトグラファーがbookとしてipadを提出というパターンもあるにはあるのですが、book という物質的提出そのものが減って来ている現在、サイトによるフォトグラファーの選別が一般的になりつつあります。)

 

その決裁権をもつ クライアントサイドからも事前にフォトグラファーサイトの紹介後、撮影依頼が発注されることが増えているので当然、動的スクリプトで圧倒的有利なflashがその中心になるのも納得ですね。

 

なのでflashのスライドショーのうち もっともスタンダードな

AutoViewer,TiltViewer,SinpleViewerについてその解説をしたいと思います。

 

 

まず拙者作品「かみくら」で使用しているAutoViewerです。

横位置横スクロールを基準にしているこのスライドショーは、まるで紙芝居のようでもあり、もっとも物語性の高い見せ方になるのでさながらweb写真集の趣が強いスライドショーです。

よってそのテーマが明確なものには最適ですが、逆に言えば情報そのものを伝えるだけの写真には不向きだとも言えます。

左右スクロールの時間軸に耐えうるだけのテーマ性物語性が全ての鍵です。そういう意味では旧来の写真集なみの編集能力が必要なので実力をためされるスライドショーですね。

 

同じ横位置写真ベースならば縦スクロールのほうが時間軸と無関係に縦横無尽に組めますので、そのようなスライドショーを探すのもテーマに依ってはありでしょう。

 

例えのサイトはコチラです。

 

flashを使ってweb上で縦横無尽に写真集的見せ方を組む、というのがこれから写真表現の世界標準になるのは確実でしょう。

 

その意味で今後webでの写真発表にはまだまだチャンスがあります。

ほとんど旧来型のフォトグラファーはこの領域の見せ方に本気でチャレンジしていないからです。

いまからこのblog読んでフォトグラファーになり、圧倒的flashサイトを立ち上げる事でプロデビューもまんざら現実味のない話でもない、と思います。

 

ただし今後はプロフォトグラファーの業種そのものが他業種との融合(動画やwebデザインなど)が必須ですので、webクリエートの先に思いっきり写真中心の仕事がある、という方が現実的な解釈なのかもしれません。

 

 

 

続いてTiltViewerです。エンターテインメント性が特別高いので一番使いたくなるスライドショーですが、もっとも使い方が難しいスライドショーでもあります。

そのエンターテインメント性の高さに写真の内容が追いつかない場合が殆どだからです。さらにその奇抜な見せ方をサイトの中に自然に入れ込むのも至難の技。

僕の場合はたまたま広告作業の写真というエンターテインメント性の強い写真だったので、積極的に採用ができたのですが通常の作品でこれを使おうとは思いません。

 

使うのに相当神経を使わざるを得ないスライドショーだと言えるでしょう。

 

 

 

 

そして最後はSinpleViewerです。

白いフレームにはいる66写真がポラロイド風にみえるので初期作品群の見せ方に抜群の効果を発揮しました。

俯瞰でもアップでも、さらにフルスクリーンにもなるので通常の見せ方ではこのスライドショーがもっとも使いやすいでしょう。

実際は66などの真四角写真や4:3比率のコンデジやフォーサーズ写真ならほぼ問題なく使えるのですが、一般的デジタル一眼の比率である3:2の写真の場合は縦位置横位置の順番やサイト自体の縦横比率などに気を使わなければ、ならない事があるでしょう。(ちぐはぐな見え方になりやすいはず、ですので)

 

わかりやすい分だけ組み方の甘さも目についてしまうと思われますので注意が必要でしょう。

 

 

 

 

以上 写真家目線での解説をしましたが、情報中心の写真の見せ方ならばjqueryなどのスライドショーやタブで見せるほうが使いやすいかも知れません。

その辺りは 写真にテーマ性が有るか無いかで判断できると思いますので ある場合は是非上記の解説を参考にしてみて下さい。

 

 

今回の僕の公式サイトは写真とテーマが非常にわかりやすいと多くのADの方々からご好評を頂いております。

 

やはりサイトは判りやすいのが一番だと思われますので、迷わずそちら側になるようクリエートされるのをお勧めします。